6年生の夏休みを成功させる過ごし方とは
今回の動画では、特に6年生の夏休み、 夏期講習の過ごし方についてお話ししています。
話の内容は、6年生以外のお子さんのご家庭にも参考にしていただけるものとなっていますので、ぜひご覧いただければと思います。
スケジュールには「余白」の時間を
各塾の夏期講習の日程、カリキュラムは6月下旬頃には既に発表されていると思います。
特に6年生のカリキュラムは、これまでの学習の総復習、入試対策となっていて、かなり過密で大変なスケジュールになっています。
ですので家庭学習では、意図的に「余白」を作るイメージで予定を立てていただけると良いと思います。
多くの塾で、6年生は午前中に家庭で学習し、午後から夕方まで、長い塾では夜まで夏期講習の授業があります。
ヘトヘトになって帰ってくるので、その日に家庭で長時間の学習は難しいと思います。
次の日の午前中に家庭学習、宿題をこなし、また午後から夏期講習に出かける、という毎日になりますから、 午前の時間を上手に使いたいですね。
例えば4教科(のうちいくつか)をセレクトするなどし、短時間ずつテンポ良く学習をするなど、工夫をしましょう。
逆に「結果的に余白になる日」がないように注意したいですね。
「結果的に余白になる日」というのは「あらかじめ予定を立てていれば有効に使えたのに、なんとなく何もせずに過ごしてしまう1日」のことです。
動画では、その対策についても詳しく説明しています。
得点力を上げるために
特に6年生の夏休み以降の勉強においては、学力もさることながら「得点力」をつける勉強をすることが大切です。
忙しい夏休み、夏期講習の授業ですが、とにかく夏期講習の授業ではしっかり集中し、その場で最大限身につけて帰ってくる、という姿勢で臨むようにお子さんに声かけをしましょう。
「帰ってから復習すればいい」という気持ちで受けるのではなく、その場でモノにして帰ってくる、というマインドで授業を受けることが必要なのです。
また6年生の夏期講習では、様々なオプション授業が設定されているケースがあります。
「●●特訓」や「●●合宿」といったものもあります。
たとえば志望校に偏差値で10以上届いていない状況で、このようなオプション授業やイベントに参加すべきかどうか、 考えあぐねている親御さんもいると思います。
最終的に第一志望校を変更する可能性があるのかないのか(高いのか低いのか)、などにもよりますが、オプション授業は受けず、 その時間に少しでも苦手分野のテコ入れを行い、合格の可能性を上げるという考え方の方が結果的にうまくいくケースが多くあります。
暗記学習にも工夫を
夏期講習では授業以外に、理科や社会の一問一答の暗記テストが行われるケースも多くあります。
覚えること自体は悪くはないのですが、覚えたものがほぼそのまま出題されるようなテストでは、お子さん達は答えを上から順に覚えてしまいます。
これでは入試に全く役に立たない知識になってしまうため、せっかく勉強した時間が無駄になってしまいかねません。
このような場合は、暗記学習の時間に親御さんがランダムに問題を出題し、お子さんに答えさせる、または親御さんが答えの部分を読み、お子さんに問題部分を答えさせるなど、工夫をしてみましょう。
特に6年生の夏期講習は時間も日数も長く大変なのですが、どのような毎日になるかをあらかじめ予測し、工夫を重ねて有意義な夏休みにしていただければと思います。