中学受験 理科 重心の合成をマスターしよう
灘中など最難関中学校出題された「板を積む」問題
辻義夫先生が、著書「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・計算問題」の中でとりあげた問題は、重さのある板を2段積みにして台のはしからせり出させるというもの。
台のはしから板を何cmせり出させることができるかを計算するのですが、物体の重心について理解していないとうまく解くことができません。
板が1枚の場合は、その板の半分の長さを台からせり出させることができます。
これは子どもたちにもわかりやすいのですが、板が2段積みの場合はどうでしょう。
すぐ下の板を「台と同じ役割」と考える
板を何段かに積む場合、すぐ下の板を板ではなく「台と同じ役割」と考えると、問題はとても考えやすくなると辻先生は言います。
板を台のはしから半分の長さまでせり出させることができるということは、板を2段積みにしたときの上の板は、下の板から半分の長さまでせり出させることができるということでもあるのです。
言葉で表現すると難しいかもしれませんが、ぜひ動画で確認してみてください。
このタイプの問題が分かりづらかったお子さんには、とても参考になる説明なのではないでしょうか。
ぜひお子さんの「理解アタマ」を育てるのに「魔法ワザ」を活用してください
動画の中で紹介されているのは、辻先生の著書「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・計算問題」に掲載されている問題ですが、この問題集は「そこがわからなかった」と多くのお子さんが感じる理科の計算問題を数多く収録しています。
辻先生は「つまみ食いのように、『これ』という問題をみつけて演習するのがよい」とおっしゃっていますが、1冊解き終える頃には偏差値が20アップしたという声も多く聞く問題集です。
お子さんの「理系アタマ」を育てたいご家庭は、手にとってみてはいかがでしょうか。
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