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入塾テストは3年生の1月に受けるのがベスト。入塾テストの準備とは

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

中学受験をするなら、3年生の1月に入塾テストを受けて、2月から塾に通い始めるのが理想的なスケジュールです。
ここでは、塾の入塾テストとはどのようなものなのか、また入塾テストの準備などについてご説明させていただきます。

入塾のタイミング

塾の「新学期」は4月ではなく2月で、カリキュラムもそのように組まれています。
もちろん、4月、5月、6月に入塾もできますが、テキストは先に進んでいます。
塾のカリキュラムは少しずつ難易度を上げながら各分野を学習してひと回りするとまた同じ分野に戻ってくるので、2月から入塾していなくても4月からの授業についていけないということはありませんが、2月から通えるのがベストです。

入塾テストは随時行っているので、1月のテストを受けるとよいでしょう。
そのほうがスムーズに授業についていけますし。上位クラスに入れる可能性も高くなるからです。

できる限り「上のクラス」からスタートできるように

どの進学塾でも最初に入塾テストがあり、その結果によって「入塾そのものの可否」と「クラス分け」が行なわれます。子どものレベルがよくわからない場合は、複数の塾の入塾テストを受けてみてください。
できれば入りたい塾の入塾テストの前に、別の塾のテストをふたつぐらい受けてみるとよいでしょう。子どもにとってもテストそのものに慣れることができますし、その時点での学力がより正確にわかります。

その結果「A塾では下の方のクラスに合格したが、B塾では上位クラスに入れた」ということになったら、上位クラスに入れた方の塾に通うことをおすすめします。
なぜなら、塾のカリキュラムは上位クラスの子に合わせられていることと、塾に入ってからクラスを上げていくことは簡単なことではないからです。

入塾テストの対策は3年生の11月から

3年生の1月の入塾テストを受ける場合、その2、3ヶ月前の11月から準備する必要があります。
方法としては、親がフォローしながら自宅で問題集を解くというやり方でしょう。『自由自在 小学3・4年生』(受験研究者)を使うとよいでしょう。

入塾テストは算数と国語の2教科。国語では小学校の授業で取り組んでいるものより長い文章に慣れておくことが大切です。
算数も、学校のテストより問題数が多くレベルが高いものが多くなるので、参考書で準備しておきましょう。

進学塾の授業についていくためには、入塾の時点で基礎訓練が先行している必要があります。
教科書でいうなら1年先のものがすでにできていることが要求されます。

「学校の授業でわからない部分があってついていけない」という状態では、中学受験は基本的に無理です。
大手進学塾に来る子どもの多くが、学校で習う勉強が完璧にできていて、いつもテストは満点という子ですが、それでも入塾テストで上位になれるわけではありません。
3年生の11月からの準備は「直前」になってしまいますが、いいスタートをきるためにもしっかり対策をして臨んでください。

もし低学年のうちから中学受験を考えているなら、四谷大塚の「全国統一小学生テスト」などを受けておくのもいいでしょう。
入塾テストのいい予行演習になると思います。

中学受験はスタートが肝心

入塾テストの重要さをわかっていただけたかと思います。
入塾の時点でどういうスタートをきるかで今後の中学受験への取り組みが大きく左右されるので、ここでご紹介した対策についてしっかり考えておいてくださいね。

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