過去問を研究しよう
早めにチャレンジしてモチベーションアップ
ここでは過去問題との向き合い方、研究方法などについてお話ししたいと思います。
通常、過去問は実践レベルだから、「チャレンジするのは基礎学力が整った、6年生になってから」と言われます。
けれど5年生も1度チャレンジしておくと、よいと思います。入学したい学校が「どのようなタイプの問題を出題するのか」「どのくらい難しいのか」を体験することが可能です。
早めに過去問にトライすることは、志望校のイメージをつかみ、モチベーションアップにも役立つはずです。
その学校の入試過去問そのものをしてもいいのですが、さすがに今取り組むとなかなか得点するのは難しいようです。出題した学校名が問題についている単元別の問題集を使うといいでしょう。さらには、それぞれの問題に詳しい解説のあるものにしてください。お子さんが問題集と向き合う場合には、行ってみたい学校の問題を中心に演習すれば、さらにモチベーションが高まります。
過去問集は非常に質の高い問題集なので、有効に活用していきましょう。
問題文を読み飛ばさず間違ったら演習をする
6年生は夏休み前に1度、過去問に取り組むことも有効です。夏休み明けに再度、チャレンジすれば、夏の間に、お子さんがどれくらい進歩したかを計ることができるからです。
さらには偏差値のレベルは違っても出題傾向が似ている学校を調べてみましょう。
なるべく早い時期(6年生の前半など)に、第一志望の学校より難易度が低く、傾向が似ている学校の問題を演習しておくと、問題傾向に慣れることができます。
また入試問題の似ている学校を併願校とすることもできる(実際に有効な併願校選びの方法です)ので、念頭に入れておいてください。
6年生が過去問を解いていくときのポイントは以下の通りです。
- 1.試験と同様に決まった時間内で行う
- 2.問題文をきちんと読ませる
- 3.間違った問題は復習し理解させる
親御さんに気を配っていただきたいのは、3の「間違った問題を理解させる」ということです。これは、すべて復習させる必要はありません。合格平均点に届けば問題ないので、取捨選択をお願いいたします。判断が難しければ、塾の先生などに依頼してもいいでしょう。
解答用紙は拡大コピーなどして使うと使いやすいです。
直前で焦らないようしっかり予定を組む
9月に入ると、塾では志望校別特訓がスタートします。カリキュラムに過去問演習も含まれていると思いますが、特訓コースが複数校対象の場合は注意が必要です。志望校以外の過去問も演習することになり、無駄が出る可能性があるからです。志望校の過去問も、塾で何年分演習する予定なのか把握し、足りない分は自宅で演習です。出題傾向に大きな変化がなければ10年、20年と遡るのも問題ありません。
もしも現在のお子さんの基礎学力が志望校に届いていない場合は、焦らず、今は傾向の対策ではなく、弱点対策をしてください。入試問題の傾向対策は12月になってからでもなんとか間に合います。
1度演習した過去問をまた解くことは無意味というわけではありません。時間が取れるようであれば何度かチャレンジしていきましょう。
繰り返し過去問を解くことで、時間を意識できるようになり、ペース配分の練習として有効だからです。さらには学力通りの点数を得るためにも必要なので、直前になってからではなく、しっかり予定を組んで臨みましょう。