夏期講習を上手に過ごす3つのポイント
この動画が収録されたのは、令和3年の7月中旬。
夏休み、夏期講習ももう間近です。
そこで今回の動画では、忙しい塾の夏期講習を上手に過ごす3つのポイントについて解説しています。
特に6年生のお子さん、親御さんには参考にしていただきたい内容となっています。
夏期講習を上手に過ごすポイント1 お通いの塾の夏期講習タイプを確認する
他の動画でも解説していますが、塾の夏期講習会には3つのタイプがあります。
1.復習内容ではなく、どんどんカリキュラムが進んでいく夏期講習
2.これまでの総復習内容の夏期講習
3.復習内容に一部予習内容が入った「折衷型」夏期講習
1.の代表的な塾が首都圏を中心に展開するサピックス、関西では馬渕皇室などです。
2.はもっとも多い夏期講習タイプで、日能研や浜学園など。
3.は四谷大塚系列の塾などです。
この「カリキュラムタイプ」の他に、日程も把握しておく必要があります。
関西を中心に展開する浜学園や希学園などは、夏期講習中も平常授業が並行して行われるところに特徴があります。
動画でも解説していますが、「自習室+夏期講習会+平常授業」で朝から晩まで長時間拘束という過酷なスケジュールで、お子さんの体力的にもかなり過酷なものがあります。
そうでなくとも6年生は1日5〜6時間の拘束は普通で、夏の最大のポイントは体調管理と言ってもいいくらいです。
夏期講習を上手に過ごすポイント2 夏は授業の聞き方にも工夫が必要
1で述べたように、夏期講習期間中は毎日長時間、塾に拘束されることになります。
復習内容の塾もありますが、サピックスのように新しい単元の学習をどんどん進めていく塾もあります。
たとえ復習内容であっても、毎日長い時間塾に拘束されて帰ってきたのでは、次の日までにその日の宿題をこなすのがやっと、という状態になるお子さんが多くなります。
そうなると「授業でよくわからなかった」といった部分を家庭学習でしっかり考えて(解説などを活用して)身につけることが難しくなっていくのです。
夏期講習の内容以外にやっておきたいこと(それまでに習ったことで苦手な単元など)があっても、なかなかそちらにも時間をかけることができなくなってしまいます。
このようなことを防ぐため、授業の聞き方をあらためてお子さんにレクチャーしておきましょう。
具体的には「できるだけ受業時間中にしっかり身につけて帰ってくる」ことを実行させるのです。
とはいえ「しっかり聞きなさい」では漠然としていてお子さんもピンときませんね。
動画では、塾の授業の聞き方を工夫するための声掛け、アドバイスについて解説しています。
夏期講習を上手に過ごすポイント3 夏期講習以外に行われる特訓講座について
夏休みには、夏期講習以外に「○○特訓」といった特別講座が行われることが近年特に多くなっています。
今年はまだ新型コロナウィルスの影響があり行う塾が少ないですが、例年では「合宿」を行う塾もあります(早稲田アカデミーが有名ですね)。
このような塾は合宿のかわりに特別講座を企画しているケースが多く、そうでない塾でも夏期講習とは別の特訓講座を用意するケースは多いものです。
このような講座は受けるべきなのでしょうか。
動画では「特訓講座は『演習授業』が多く、もうある程度勉強が『出来上がった』お子さんにはいいのですが、この夏にまだ補充しておきたいことがあるというお子さんには不向きと説明しています。
上記のように判断し、特別講座はとっていないというご家庭がある一方「一応とってはいるんだけど、どうしよう?」というご家庭も多いと思います。
動画ではそんなご家庭に対して、上手に優先順位付けをする方法を説明しています。
夏休み、ぜひお子さん一人ひとりに最適なスケジュールを組み、成果のあるものにしてくださいね。
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