中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

習い事のやめどきは、春休み!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
公開: 最終更新日:2021年07月26日

4月からの新学期に向けて、春休みのうちにやっておくべきことを、主任相談員で、中学受験専門個別指導教室SS-1代表の小川大介先生にインタビューしました。

学年が上がるにつれ、学校も塾も授業時間が増え、学習内容もレベルアップしていきます。
そんな中、受験生の親は、子どもにいつまで習い事を続けさせるか悩むものですが、決断のためのポイントをインタビューしましたのでお伝えいたします。

春休み中に、新学期からの生活のシミュレーションを

学校の課題がない春休みは、塾の勉強に集中しやすい時期ですが、この時期に何より大切なのが、4月からのお子さんの生活スケジュールを親子で確認しておくことなのだそうです。

「4月からは学校も塾もますます忙しくなります。それに加えて、習い事の曜日やコースが変わります。
すると、塾の曜日との兼ね合いで、これまでの1週間の過ごし方を見直す必要が出てきます。
新学期になって慌てないためにも、習い事を続けるかどうかを家族で話し合い、毎日の過ごし方をリ・スケジューリングしておくことが必須です」

(主任相談員 小川先生)

習い事にも、取捨選択が必要

かしこい塾の使い方の昨年実施したアンケート結果(アンケート結果 2014年4月 お出かけ・習い事アンケート)を見てコメントを頂きました。
(※アンケート結果は、メルマガ会員限定で公開しています。ログインはこちらから)
「6年生の夏前までと6年生の夏以降も習い事を続けさせる」
が51%と過半数を超えていますが、一方で、36 %の方が、
「5年の終わりまでに習い事はやめさせる」との答えです。

「習い事をやめたからといって、空いた時間をすべて勉強に費やせるかといえば、もちろんそうではありません。しかし、中学受験で要求される学習量、知識量は膨大で、いくら集中しても時間が足りないのが現実です。複数の習い事をしている場合は、新5年生を迎える段階で何かを削らなければ、塾との両立は厳しいでしょう。」

(主任相談員 小川先生)

続けるのが特に難しい習い事とは

スポーツ系の習い事は、体力やコミュニケーション力を育めると人気ですが、続けるには注意すべき点があるそうです。

「野球やサッカーなどのチームに所属している場合、4年生の終わりまででやめることをすすめます。なぜなら、レギュラーに選ばれた場合、団体競技なので学年の途中でやめることが難しく、塾との両立ができなくなる場合があるからです」

 

(主任相談員 小川先生)

習い事を続けるかどうかを決める際、何より大切なのは親子での話し合いです。
とはいえ、子どもの”やりたい”と”できる”は違うので、親がそれを見極めて、決断をサポートしましょう。

この時期に習い事を今一度見直すことで、春休みを有意義なものにして行く必要があるようです。

この記事を書いた人
アバター画像 twitter instagram 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
Copyright (c) 2008-2021中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.