中学受験 本番直前の不安との向き合い方
長い期間、目標に向けて頑張ってきた分、お子さんたちは試験が近づくと平常心ではいられなくなってきます。
お子さんは今までの人生の中でいちばん長い期間、目標に向かってがんばってきています。
直前には不安や焦りが出るのも当然です。
そんな時、お母さんはどのようにお子さんに接すればいいのでしょうか。
今回は、「中学受験 本番前の不安との向き合い方」についてお話しします。
気持ちが勝負の分かれ目?!
いよいよ本番!という時、
「入試当日をどうやって乗り切ったらいいんだろう」と不安や焦りを持つのは、お子さんもお母さんも同じかもしれません。
そんな時、まずはなるべくお母さんがリラックスすることを心がけてください。
お母さんの緊張はお子さんに伝染します。
難しいかかもしれませんが、まずは親が冷静に行動することが大切です。
試験当日に向けた準備など、やるべきことはたくさんあります。
まずは気持ちを整えましょう。
お子さんが落ち着かない時は、まず5つの事を思い出させてみましょう。
- 1. 合格するというイメージを持つことが大切だということ
- 2. 志望校の合格ラインより、1点でも多く取ればいいということ
- 3. 満点を取る必要はないということ
- 4. “絶対に解けない難問”に時間を使わないこと
- 5. 目指すことは”限られた時間内で合格点を取る”こと
この時期は間違った問題にこだわりすぎず、できることの確認を中心に行うといいでしょう。
学習面でしてはいけないことは?
学習面では、あまり新しいことに手を付けないことも重要です。しっかりと今までやってきたことを振り返ることが効果的です。
少し不安がある問題を中心に、確実に解けるようになることを目標にしましょう。
解ける問題はもうやらなくて大丈夫です。「テスト本番には落ち着いて解く」ということをしっかり意識しましょう。
いつも使っているテキスト・問題集を使い、あいまいなところに力をいれて学習するのがいちばんです。
入試直前時期は「やれることはやりきった!」と、お子さん自身が自信をつけるとき。
親御さんはしっかりと支えてあげましょう。
お子さんががんばってきた姿をいちばん側で見てきたからこそ、お子さんを信じてあげることが大切です。
入試で優先すべきものを見極める
入試の受け方に関しては、塾のテストと同じだと考えましょう。何も特別なことはありません。
落ち着いて挑めば大丈夫。いつも通りです。
入試でも、優先するべき問題を分類して挑むといいですね。
- 1. 問題全てに目を通す
- 2. 問題に◯△×の優先順位をつける
- 3. 漢字や語句、計算問題から先に解く
- 4. ◯⇒△の順に解いていく
- 5. しばらく考えてわからない時は後回しにする
- 6. 取りかかってもわからない場合は捨てる勇気をもつ
- 7. ×をつけた問題は解かなくていい
- 8. 最後の5分から10分は解いた問題の見直しに集中する
こういった優先順位を心がけて問題に挑みましょう。
確実に点を取ることが大切です。
入試直前だからこそ、いつもと変わらずに落ち着いて取り組みましょう。
お子さんもお母さんも長い期間がんばってきたからこそ、落ち着いて挑むことを自分に言い聞かせ、実力を発揮できる状態でテスト直前期を過ごしましょう。