【中学受験】春休みの勉強3つのポイント
今回の動画では春休みの上手な学習サイクルの作り方についてお話ししています。
三つのポイントを話していますので ぜひ参考にしてみてください。
お通いの塾の春期講習のタイプは
春休みの勉強を成功させるポイントの1つが、お通いの塾の春期講習会タイプを確認することです。
動画でも解説していますが、塾の春期講習会には、下記の3つのタイプがあります。
A. 予習タイプ:講習会の内容が年間カリキュラムに含まれていて、どんどん進んでいく。それまでの復習はしない(サピックス・グノーブル・馬渕教室など)
B. 復習タイプ:講習会の内容はそれまでの復習中心で、新規の学習単元は基本的に扱わない(日能研・浜学園など)
C. 予習・復習折衷タイプ:講習会の内容はそれまでの復習と予習(講習会直後に扱う学習単元)の両方を扱う(四谷大塚系の塾など)
たとえばA.のタイプの塾では、講習会では復習は行われず、どんどんカリキュラムが進んでいきます。
ですから普段以上にカリキュラムをこなすのが大変なのに加え、それまでの学習単元で不安があれば、自分で復習をしておかなければなりませんね。
また浜学園は、春期講習会のときには平常の「マスターコース」はストップするのですが、3ヶ月後の夏休みは、平常授業と講習会が「ダブル」で行われるため、周到な準備が必要です。
春期講習以外にどんなことができるか
春期講習会に限りませんが、講習会が復習内容であっても、お子さんにとって必要なことがすべて講習会のカリキュラムに入っているとは限りません。
ですから、春期講習会以外にやりたいこと、できそうなことを考えておく必要があります。
そのためには、春休みに「使える時間」と、春期講習会に取られる時間(宿題演習も含む)の両方を把握しておく必要があります。
お通いの塾の春期講習会の時間割、日数などを今一度確認し、お子さんそれぞれの「やりたいこと」をいつ、どのようにやっていくかを具体的に計画立てしていきましょう。
動画では、各塾の講習会の日数や時間をみながら考えています。
春期講習会以外にやることを具体的に決める
では、春期講習会以外になにをするのかを具体的に決めていきましょう。
決める際の手がかりになるのは、やはりこれまでに受けた模試です。
日能研や浜学園なら公開テスト、サピックス、四谷大塚は組分けテストを利用しましょう。
お子さんが今「何ができていて、何ができていないか」をテストで確認していきますが、ポイントはやはり「正答率が高いのに間違っている問題」です。
その際に「基準」とする正答率が必要になりますね。
どのくらいの正答率の問題を「うちの子は正解すべきだった」と判断するかの考え方として、動画では「100 − お子さんの偏差値」という方法を紹介しています。
ぜひ参考にして、休み中の勉強に活かしてくださいね。