受験直前の6年生へ〜アサガオの開花のポイントは『連続暗期』
1月中旬、関西でも入試が始まりました。
埼玉、千葉に続き、東京、神奈川の入試もほどなく始まります。
今回の動画では、入試直前の6年生に向けて主任相談員の辻義夫先生が、理科のチェックポイントについてお話ししています。
今回は「植物2〜アサガオの開花のポイントは『連続暗期』」です。
ぜひ動画を参考に、入試に備えてくださいね。
資料をよく見よう
入試によく出る植物の「思考系問題」として、アサガオの開花に関する問題があります。
アサガオに光をあてる時間とあてない時間を調節し、何時間の光をあてたら(何時間暗闇においたら)つぼみがつくかという実験を問題にしたものです。
光をあてた時間とあてない時間をグラフのように示した図が下記のようなものですが、初めてこの図を見たお子さんはちょっとびっくりするかもしれませんね。
図の白い部分が昼の(光をあてた)時間、逆にグレーの部分が夜の時間です。
何時間光をあてるとつぼみができたか、資料をよく見て考えましょう。
時間の長さでくらべてみる
昼と夜の時間に注目しましょう。
①の実験は昼が8時間、夜が16時間で結果は○(つぼみができた)です。
②の実験は昼が14時間、夜が10時間で、やはり結果は○ですね。
これだけ見ると「昼と夜、何時間でもつぼみができそう」に見えます。
そこで③の実験を見ると、昼が16時間、夜が8時間で、結果は×になっています。
昼が長すぎる(夜が短すぎる)とつぼみはできないようです。
そこで、同じように結果が×である④や⑤に注目してみます。
④は①の実験によく似た実験です。昼の時間が①の実験と同じです。
⑤は夜の時間が①の実験と同じ。
いずれも違うのは「夜の時間が1時間『中断』されていることですね。
つぼみができるポイントは?
動画で辻先生は、「アサガオのつぼみができるかどうかは『連続した夜の時間』がポイント」と言っています。
昼、夜の長さだけに注目していると分かりづらいですが、夜の時間が『中断』されるとつぼみができていないことから『連続した夜の時間=連続暗期』に注目するんですね。
これを機会に、「アサガオのつぼみができるかどうはか『連続暗期』にかかっていることを覚えておこう」と辻先生は解説しています。
入試を控えた6年生でなくても、覚えておくとよさそうです!
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