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私立中学校 大手塾に通っての受験にはどれくらい費用がかかる?

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

中学受験を目指す上で気になることの1つが、かかる費用ではないでしょうか。
中学受験といえば、世間一般には「生活に余裕があるご家庭しか挑戦できない」というイメージがあります。
具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

大手進学塾に通わせると費用がかかる

中学受験においては、塾や家庭教師を利用しなければ合格するのが年々難しくなってきています。
特に難関校といわれる学校を目指す場合は、大手進学塾に通うことが合格への近道だと考えられます。

大手進学塾は、難関校の合格を見据えたカリキュラムがしっかり整っていることが、いちばんの理由です。
お子さんに難関校にチャレンジできる力があると信じるなら、大手進学塾に通わせてあげたいですね。

中学受験の学習を開始する時期として、おススメしているのが小学4年生。
多くのお子さんが塾に通い始める時期も、この時期です。

塾費用でかかるものとしては、まず入塾金、そして毎月の月謝とテキスト代です。
またそれだけでなく、毎月行われるテスト代、祝日などに行われるイベント授業、夏期講習や冬期講習などもあります。
細かなところでは交通費や塾で食べる軽食代などもバカにはなりませんね。

高学年になってくると、模試も多くなり、特訓授業や補習も加わりますから、その都度費用がかかります。
入試本番に関しても、受験する学校分の受験料が必要です。
ますます費用はかさんでいきます。

受験にかかる値段

これから受験勉強を始めようというご家庭なら、中学受験の学習をする約3年間に具体的にいくらかかるのか、ざっくりとした額を知った上で受験勉強を開始したいですね。
もちろん、塾や家庭教師、受ける講座などにより異なりますが、実際はどうなのでしょうか。

塾に通う場合、月謝は2教科か4教科かによって異なり、大手進学塾か個人塾かによっても変わります。

高学年になるにつれ、勉強内容が高度になるだけでなく、通う日数や時間も増えるため月謝も高くなります。
大手進学塾に通う場合、4・5年生の2年間で約100万円〜150万円、6年生の1年間の値段を見てみると、約100万円前後が必要だと思っておいた方がいいでしょう。

細かく見ていくと、
4年生は毎月の月謝が3万円前後、5年生は4万円程度、6年生で4教科の授業を受ける場合月謝が5~6万円かかります。

土日の特訓講座や月例テスト、夏期や冬期の講習会、特別講習など、通わせる塾やお子さんのクラスによって受ける講習も変わりますから、かかる値段には幅があります。

また、月謝とは別に1年間で約10~30万円、教材やテスト費用などがかかってくると考えましょう。

また、塾の成績を上げるために個別指導や家庭教師を利用するご家庭もあります。
その費用は業者や講師によって様々ですが、個別指導の為、塾より高額になるのがふつうです。

私立中学校の学費

まったく新しい学校に通い始めるわけですから、中学校に入学すると学費の他に入学支度金や教材費、制服代などをはじめ、かかる費用は相当なものです。

入試までにかかる費用はもちろんですが、通わせ始めたら3年間、6年間かかる中学、高校の費用についても考えておかなければなりませんね。

おもな私立中学校で、入学後3年間にかかる費用をあげてみます。

おもな私立中学校 3年間にかかる費用
開成中 約270万円
麻布中 約260万円
武蔵中 約300万円
桜蔭中 約250万円
女子学院中 約260万円
雙葉中 約280万円
海城中 約290万円
駒場東邦中 約280万円
渋谷幕張中 約250万円
栄光学園中 約290万円
聖光学院中 約290万円
フェリス女学院中 約290万円
早稲田中 約260万円
早稲田実業学校中 約280万円
慶應中等部 約390万円
慶応普通部 約370万円
浦和明の星女子中 約220万円

私立中学校の費用は、「学校案内」として市販されている書籍などにも詳しく掲載されています。
一度、受験を検討している学校の費用をチェックしておくといいですね。

塾とその先の学校にかかる費用、両睨みで予定を立てて臨みたいですね。

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