中学受験 栄光ゼミナールってどんな塾?その活用法は?
中学受験をするにあたって、受験対策や志望校の情報を得るために塾は重要な存在です。そんな塾の中で、ここでは栄光ゼミナールについて取りあげます。
栄光ゼミナールの中学受験コースの概要、費用、体制、注意点などについて解説していきます。
栄光ゼミナールの中学受験コース
栄光ゼミナールの中学受験コースは小学校4年生からあります。
小4では国語と算数の授業が週2回あり、理科・社会は週1回です。それぞれ各45分の授業になっています。
小5、6になると1週間の授業の回数は同じですが、授業時間が90分になります。
次に授業の人数ですが、栄光ゼミナールの中学受験コースでは少人数制です。生徒1人1人の顔を見ながら授業をすすめるためです。生徒との対話を通じて、つまずきそうなポイントや理解度を把握して授業を進めています。
栄光ゼミナールは、30年かけて受験ノウハウを培ってきました。その結果としての効率よく学べる教材やカリキュラムがあります。
中学受験で学習する単元は多岐にわたり、それらを最適な順序で漏れなく修得することが大事です。多くの塾では「スパイラル方式」というカリキュラムとなっていて、通常の授業の他に夏期講習、冬期講習、春期講習などを合わせて複数回学ぶ機会を作っています。
少しずつレベルアップしていくカリキュラムです。
栄光ゼミナールの費用や指導体制は?
栄光ゼミナールの中学受験コースの費用は年間で小4なら約50万円、小5で約70万円、小6で約75万円になっています。これにはテスト費用、システム教材費なども含まれています。
通常の授業の月額費用は、小4では34,560円で、小5・小6では54,000円です。またクラス分けについては入塾前に無料の学力診断テストを受けて、面談でクラスを決定します。
複数のクラスを設置している教室では、年間10回程度実施するテストの結果によってクラス替えを行っています。毎月のテストによってクラスが変わるわけではなく、複数のテストの結果が基準でクラス替えが行われます。
さらに志望校・宿題の進捗・教科バランスなどの複数の要因を踏まえて、変動することを基本にしています。
また、1クラスは定員を12名の少人数を目安としているのが特徴です。少人数であれば、生徒の学ぶスピードに合わせて授業を進めることができます。
生徒が自信と意欲をもって学習を進めるためには、毎回の授業をきちんと理解することが大事です。そのために栄光ゼミナールでは少人数制のクラスにしているとのことです。
栄光ゼミナールに通わせる注意点は?
少人数制を取ることで仲間意識ができて、アットホームな雰囲気で学習できます。しかし、一方で競争意識を高めるという意味では、他の大手塾のように行かない部分もあります。
他に、「アタックテスト」の信頼性についても注意が必要です。
アタックテストは栄光ゼミナール内で行われる塾内のテストのことを指します。これは塾生と一部の参加者だけが受けるものですので、分母がかなり小さいテストです。そのため偏差値の信頼度が下がってしまう傾向にあります。
アタックテストの結果のみで受験校を決めるのではなく、他塾のテストなどにも参加してみて決めた方がいいでしょう。
校舎・講師裁量によって授業の質が、大きく変わってしまう可能性があるということには注意が必要です。
クラス編成、テキストの活用方法などは校舎、講師の裁量によって柔軟に決められます。そのためいい教室やいい先生に出会えればいい授業に巡り合えますが、そうでなかった時には授業の質が低くなる可能性は否定できません。
以上、栄光ゼミナールの中学受験コースについて考えてきました。
少人数制で、ノウハウが詰まったカリキュラムを使っていますが、教室裁量という部分が大きいいため、通塾を検討している教室があれば実際に訪れて話を聞いてみるとよいですね。上手に使ってお子さんの受験を成功に導きましょう。