【2024年最新版】中学受験に向いてるのはどんな子?中学受験に向いてる子・向いてない子 まとめ
中学受験を始めるご家庭だけでなく、中学受験に挑戦中のご家庭でも、
「うちの子は、中学受験に向いている子なのか?」
気になる方も多いでしょう。
結論から申しますが、長年中学受験に挑戦するお子さんを見ていると、確かに「中学受験に向いてる子」と「中学受験に向いてない子」には明確に違いがあります。
この記事では、中学受験に向いてる子と向いてない子の特徴、中学受験に向いている親・ご家庭の特徴、そして、最難関校の中学校を受験するのには、どの様な子が向いてるのか?をまとめました。
目次
1. 中学受験に向いてる子の3つの特徴
中学受験に向いてる子の特徴は大きく3つあります。
【中学受験に向いてる子の特徴1】知的好奇心が強い
月並みな言葉になってしまいますが、やはり知的好奇心が強いお子さんは、中学受験に向いています。
中学受験の学習では「ただ、テキストを読み、問題を解き、繰り返すことで覚える」という暗記をベースにした学習方法では、どうしても成績を上げるのは難しいです。
中学受験で求められるのは、「どうしてそうなるのか?」「何がどうなってそうなったのか?」といった、因果関係と仕組みをしっかり理解する高度な学習が求められます。
そのため、「雲はどうして動くのかな?」といったような「なぜ」を強く感じることができ、気になったことを自分で調べたり、周りの大人から説明してもらう。
このような習慣を、楽しんで自ら進んで行えるお子さんは、中学受験に向いてると言えます。
【中学受験に向いてる子の特徴2】勉強を自分事として捉えられる(精神年齢が高い?)
中学受験に向いてるお子さんの特徴として「精神年齢が高い」ことがよく上げられます。
ただ、この「精神年齢が高い」というのは非常に曖昧な言葉でわかりにくいと思います。
実際のところ、子供っぽい発言が多いお子さんや、子供らしいマイペースさを持っているような、世間的に見て「精神年齢が低い」と言われるお子さんでも、中学受験の最難関中学にお子さんも珍しくありません。
中学受験における「精神年齢の高さ」を定義するとしたら、「勉強を自分事として捉えられているか?」と言えるでしょう。
中学受験の成績を安定して伸ばすことができ、合格後に中学でも成績をどんどん伸ばしていくお子さんには、「勉強を”やらされているもの“」と考えるのではなく、「自分のためにやっている」「勉強は当然するもの」とジブンゴト化して考えられる点が共通しています。
【中学受験に向いてる子の特徴3】学習習慣がついている(勉強嫌いでない)
中学受験に向いてる子の特徴のもう一点は、「決められた時間になったら勉強を始める」ことができる学習習慣が身についているという点です。
少しハードルを下げて、別の言葉で言うと、「”勉強嫌い“になってない」という点が、中学受験に向いてる子と、中学受験に向いてない子の大きな違いです。
詳しくは、「中学受験に向いてない子の特徴」の項目でお話しますが、決められた時間に勉強を始められるかどうかは、基本的な習慣に思えますが、実際多くのご家庭で、悩まれる点でもあります。
決められた時間にお子さんが勉強を始められないと、勉強時間の効率が落ちることはもちろん、お父さん・お母さんの精神的なストレスが大きくなり、中学受験の学習を上手く回すことができなくなっていきます。
そのため入塾段階で、ある程度、毎日少しずつ勉強する習慣が身についている状態が理想です。
【注意】入塾前に備わっていないといけない必須スキルではない
上記3つの「中学受験に向いてる子」の特徴は、受験を始める前からすでに兆しが見られるお子さんもいれば、受験を進める中で育っていくお子さんもいます。
そのため、4年生の通塾開始時に、このような特徴が見られていなければ中学受験ができないというわけではありません。
もしこれから受験を始めることを検討されている方は、ぜひ上記を意識しながら、日々のお子さんの声掛けを工夫することから始めてみてください。
中学受験に向いてるかどうかは、先天性のスキルに依存しない
上記の「中学受験に向いてる子」の3つの特徴は、どれも生まれつきのスキルではない点も重要です。
お子さんが受験を始めるまでの中で、どれだけ知的好奇心を持てる機会を用意してあげられるか?
また、
お子さんの「なぜ?」という気持ちに、どれだけ向き合って上げられるか?
自然と発生するお子さんの「学びたい」という気持ちを尊重しながら、決められた時間に学習ができる環境を低学年のうちから作っていくことが大事です。
私立中学校が向いている子はどんな子なのか?
中学受験に向いてる子の特徴は、そのまま私立中学校が向いてる子の特徴とも言えます。
私立中学校に向いてる子の最大の特徴としては「学ぶことが好きなこと」が挙げられます。
私立中学では高校カリキュラムの内容もどんどん進んでいくため、公立中学校では学べない内容をどんどん学習することが可能です。
学ぶ意欲の強いお子さんは、公立中学校の授業内容では満足ができず「つまらない」と感じてしまい学習意欲が次第に低下していくという傾向もよく見られます。
そのため、「学びたい」という知的好奇心の強いお子さんは私立中学校に向いてると言えるでしょう。
2. 中学受験に向いてない子の3つの特徴
反対に、中学受験に向いてない子の特徴にも注目してみましょう。
基本的には、中学受験に向いてる子の特徴の反対とはなるのですが、こちらは大きく2つあります。
【中学受験に向いてない子の特徴1】受験を始める前から、勉強が嫌いになっている
幼年期〜低学年時代に、過度に勉強することを強いられた結果、中学受験の通塾をスタートする4年生段階で、すでに勉強が嫌いになっているお子さんは、中学受験に向いてないと言えます。
低学年のうちから、難しいことを過度に先取りしようとしたり、空いた時間があれば、とにかく勉強させるという親御さんは近年増加傾向にあります。
ただ、このような学習は「やってもできない」「出口のないまま、ずっと勉強ばかりやらされる」という感情をお子さんに植え付けることにつながりやすく、勉強に嫌悪感を抱きやすい状態となり、4年生の段階で、既に勉強が嫌いになってしまいます。
実際のところ、中学受験を始めるまで学校の勉強以外何もしてなかったお子さんが、「低学年の間にずっと頑張っていて、既に勉強キライになっているお子さん」を追い抜くことも珍しくありません。
小学校受験のリベンジ受験は特に要注意
「中学受験を始める段階で既に勉強嫌いになっているお子さん」の中には、小学校受験の経験者も少なくありません。
当然小学校受験には、小学校受験の良さがあり、小学校受験をきっかけに成績をグングン伸ばしているお子さんもたくさんいます。
ただ、小学校受験で「合格できなかった」「行きたい学校に行けなかった」ケースで、「小学校受験で失敗したんだから、中学受験では成功しなさい」とお子さんに過度の負担をかけて、低学年から勉強を進めているご家庭は、高確率で4年生のときには、お子さんが勉強嫌いになっています。
「失敗したから勉強しなさい」というマイナスのプレッシャーのかけ方は絶対に逆効果になります。
小学校受験から中学受験に切り替える場合も、お子さんの才能・性格を認めてあげ、適切な範囲で勉強を進めることが必須です。
コンプレックスを強めたり、過度な量の学習に頼る方法では、中学受験で成功することは絶対に有りえないと断言できます。もし心当たりのある方は、この記事内容も参考にしながら、ぜひ今一度お子さんの学習環境を見直してみてください。
【中学受験に向いてない子の特徴2】こらえ性・集中力がない
中学受験の勉強には、初見の問題から条件や仕組みを読み取って、考える力。
法則やパターンを見つけるために、たくさんの書き出す作業力。
など、様々な力が求められます。
そのため、「時間がかかっても、この1問を頑張って解くぞ!」と、集中し、しんどくても少しの間堪えることができるような精神力が求められます。
もちろん、このような力が頻繁に求められるようになるのは5年生以降、特に6年生の過去問・本番試験対策の場面とはなりますが、4年生段階から、集中して、作業に没頭するような機会を作っていくことが大事です。
この集中力・こらえ性という点では、時間になったら机に座って勉強に集中するという習慣にも通じますので、中学受験においては、できる限り早い段階から身につけたいスキルと言えます。
3. 中学受験に向いてる子の親・家庭の特徴
続いて、中学受験に向いてる子の、親・ご家庭についても触れていきます。
というのも、中学受験に向いている子の大きな特徴の1つとして、「良好な親子関係が築けている」という点は避けて通れないからです。
親の役割は「管理」ではなく「併走」
詳しくは「中学受験は親が9割」という書籍でも詳しく紹介しておりますが、中学受験は親と子供が一丸となって取り組めるかどうかで成功するかどうかがわかれます。
ただ勉強をやらせる「管理スタイル」の関係ではなく、お子さんに寄り添って学習を進めていくことができる「併走スタイル」の親子関係を築けているご家庭は、中学受験に向いてると言えます。
親が子供に勉強をやらせるだけのチェック係になる「管理する」というやり方だけでは、中学受験は上手く進みません。
英語でいうとわかりやすいのですが、お子さんを「Control(支配・操る)」することは不可能です。なぜなら、お子さんは親御さんとは別の人格だからです。
それを踏まえた上で、お子さんがどのように学習すれば、上手くいくのか?
間違った問題を繰り返し解かせる前に、「どうしてわからないのか?」という根本の原因に対する解決法を考えることができているか?
何をやらせるかを決め、「やったかどうかを確認する」のではなく、お子さんが目的を達成するにはどうすれば良いのかまで一緒に考えることが必須になります。
中学受験を成功させるのためには、このように管理ではなく、「Management:マネジメント」ができる親の存在が不可欠です。
これは、文字にしてみると「当然のこと」のように聞こえますが、非常に難しいです。
ただ、「親が併走」できているご家庭と、そうでないご家庭で中学受験の成否は決まっていきますので、ぜひ、意識してみてください。
もし親が忙しく、お子さんの勉強にかけられる時間に限りがある場合は、個別指導や家庭教師の手を借りることも含めて検討していきましょう。
親子関係が悪化しているご家庭は難しい
一口に親子関係と言っても、お子さんも年頃になってきますから、「親の言うことを聞かない」ことがたまにあるようなことは、全然問題ありません。
ただ親が何を言っても言うことを聞かない場合に加え、お子さんを萎縮させて、勉強をさせている場合や、お子さんの人格を否定することで勉強をやらせているケース、また初めから「子供だけに頼り切った中学受験」を意識しているご家庭も、中学受験にはあまり向いていないと言えます。
受験を始める段階で既に親子関係が悪化してしまっているケースもありますが、多くは中学受験をきっかけに親子関係が悪化してしまうというものです。
受験をする目的を親子で確認する、できることは徐々に増やしていけば良いという考えを持ち、日々些細なことでもできたことを褒めて上げることで、お子さんを認めて上げることが重要です。
4. 中学受験に向いてる子の幼年期〜低学年の過ごし方
続いて、中学受験に向いてる子が、どのように幼少期・低学年を過ごしているのかについても解説していきます。
勉強以外に「好き」を作る
中学受験に向いてる子の特徴として、勉強をジブンゴトとして捉えられること、知的好奇心が強いことを挙げました。
この知的好奇心の強さ、勉強にも積極的に自分から意欲を持って取り組めるようになるには、幼少期から低学年のうちに、勉強以外に「好き」なことを作ることが大事です。
特に1つのことを深く調べるような経験が大事です。
例を挙げると、動物が好きなお子さんは、動物の生態について自分から興味を持って色々調べてみる。鉄道が好きなお子さんは、1つの路線がどこまでつながっているかといったことを調べてみるのもよいでしょう。
【知りたい】という気持ちを持ち、それを自分で満たす経験を積むことで、お子さんの知的好奇心は強まっていきます。
実際に中学受験に向いてるお子さんは、このように勉強以外に好きなことを持っている傾向があります。
勉強漬けにしない/時間になったら、勉強を始める学習習慣を作る
早い段階から中学受験を見据えて、準備を始められるご家庭も多いです。
ただ、過度な先取り学習や、必要以上に勉強をさせてしまうと、入塾段階では既にお子さんが勉強嫌いになってしまっており、中学受験がスムーズに進まなくなってしまうのは、前述の通りです。
低学年までで大事なことは、とにかく「整数の四則混合計算の力」「漢字・語句」の語彙力を育てること。
また、「学校から帰ったら、まずは宿題をする」というように、決められた時間になったら勉強を始めることを当たり前にしていくことが大事です。
そもそも中学受験の勉強をスムーズに進めるには、適切な時間で、課題をやり切る習慣が必須です。
時間をかけて、勉強量を増やすだけのやり方では、学年が進むにつれて増加する課題に、いずれ着いていけなくなります。
勉強嫌いになってしまい、親が無理やりやらせる、量に頼った学習では、中学受験で成功することは難しいため、注意が必要です。
5.【塾別】各大手塾に向いてる子の特徴まとめ
中学受験に挑戦するなら、基本的に塾に通うことが必須となります。
「中学受験を成功させるには、どの塾に通えばいいのか?」は、お父さん・お母さんも悩まれるポイントです。
なんとなく「難関校ならサピックス」というイメージを持たれているかもしれませんが、現在の中学受験は必ずしも、そうではなくなってきています。
大切なのはお子さんの性格に合わせて、向いてる塾を選ぶことです。
下記にお子さんの性格と、カリキュラムの難易度を基準にし、塾を選ぶ基準をまとめました。
「競争が好き」「新しいことをどんどん学びたい」というお子さんにとっては、関東ではサピックス、関西では浜学園・希学園が向いています。
コツコツと、真面目に単調なことを繰り返すことを苦痛に感じないお子さんは、日能研が向いています。日能研のカリキュラムは緩やかに、ただ確実に受験に必要な知識を無理なく付けていく設計になっているのですが、一方でカリキュラムが同じことの繰り返しになりがちなため、次々と新しいことに挑戦したいというお子さんには向かないと言えるでしょう。
近年の四谷大塚のカリキュラム改訂によって、四谷大塚・早稲田アカデミーのカリキュラム進度が上がり、これらの塾もサピックスに近づきつつあります。
サピックスに向いてるお子さんは、ある程度、自分で学習を進んでできることも挙げられます。
早稲田アカデミー・四谷大塚は、お父さん・お母さんの関わりの必要は比較的少なく済むようにカリキュラムが設計されていますが、サピックスは家庭での学習管理が強く求められるため、自分から積極的に勉強ができないお子さんは、ご家庭の抱える負担が大きくなるからです。
各塾の特徴・選び方については、下記の記事に詳細をまとめておりますので、こちらも合わせてご確認ください。
6. 【中学校別】難関校受験に向いてる子の特徴
続いて、中学受験で難関校・最難関校に挑戦するには、どんな子が向いてるのか?について解説します。
難関校受験に求められる2つの力
最難関校・難関校の受験には求められる素質(力)は、大きく2つあります。
「思考力」と「処理力」の2つの力です。
思考力とは、初めて聞くテーマを臆さず、興味を持って読み解くことができ、新しいことに対して自分だけで考えられる力を指します。前述の中学受験に向いてる子の特徴の「知的好奇心が強い」というものと似た性質でもあります。
処理能力は、高度で複雑な作業を集中して取り組める力です。
難関校の本番試験では、法則やパターンを見つけ出すために、高度な試行錯誤とを繰り返し、膨大な書き出しを要求されるケースも珍しくありません。そのため、集中して作業に取り組むことができる力が求められます。
程度の差はありますが、上記の能力は難関校・最難関校受験には必須のスキルとなります。
このような力が備わっているお子さんが、難関校・最難関校の受験に向いてると言えるでしょう。
また各学校によって、どちらの力を本番試験で、より重視するかは異なってきます。
下記に思考力が強い子が向いてる学校と、処理力が強い子が向いてる学校を分類しましたので、こちらも合わせて参考にしてください。
思考力が強い子が向いてる難関中学校
最難関校、難関校の中でも特に「思考力」が問われるのは、下記の学校です。
麻布・栄光・渋々・渋幕・武蔵・桜蔭・豊島ヶ丘・鷗友学園
特に武蔵は思考力に「全振り」と言ってもよいほど、思考力が問われる傾向がダントツです。
処理力が強い子が向いてる難関中学校
特に処理力(集中力+作業力)が求められる難関校・最難関校は下記の学校です。
開成・筑駒・神奈川聖光学院・女子学院・雙葉・洗足・灘・甲陽・東大寺・洛南・西大和・四天王寺
関西の難関校は、処理能力を問う傾向が強く、ほとんど全ての学校が処理力を問う試験を出題しています。特に関西の洛南を受験する女子は、平均点が高いため、処理能力の問題の成否で合格が分かれると言っても過言ではありません。
関東の筑駒も高度な処理能力を求められる出題傾向が特に強く、合格には必須の能力です。
受験で求められる力 = 学校が子供に求めている力
中学受験の本番試験では求められる力は、各中学校が生徒に求めている素質そのものです。
そのため、思考力・処理力の高いお子さんは、難関校の中学受験に向いてるだけでなく、実際にその中学校の校風・教育方針にも合っていると言えます。
中学受験で大切なことは、合格ももちろんですが、合格した中学校でお子さんが、どれだけ学ぶことができるかです。
思考力・処理力が備わっているお子さんは、難関校の中でもどんどん成績を伸ばしていくことができます。
7. 中学受験より小学校受験・高校受験に向いてる子とは?
最後に、
中学受験より、小学校受験に向いてる子はいますか?
中学受験より、高校受験に向いてる子はいますか?
という質問もよくいただきますので、まとめていきます。
小学校受験に向いてる子とは?
小学校受験に向いてる子の特徴を聞かれた際には、「向いてる子も、向いてない子もいない」と言えます。
というのも、幼稚園のお子さんは、まだ大きな差がなく、お子さんの特徴というよりは、小学校受験はご家庭の方針に左右される面が強いからです。
そのため中学受験より小学校受験の方が向いてる子というのは、お子さんというより、ご家庭自体が、しっかりとしたビジョンを持っているかどうかが大きいです。(慶応の幼稚舎に通って、ずっと慶応で育てたいなど)
高校受験に向いてる子とは?
中学受験より高校受験に向いてる子の特徴として、1つは「学習習慣がまだできていない」お子さんが挙げられます。
受験をするためには、一定量の勉強をすることは必須です。
ただ小学生のお子さんには、まだ進んで勉強する習慣ができていない子ももちろんいます。
そのようなお子さんも、ずっと勉強しないわけではありません。
中学校に入ってから進んで勉強するようになるお子さんもいますので、まだ学習習慣ができていないお子さんは、高校受験を検討することも選択肢に入れていきましょう。
また周りのお子さんと比較して、考え方が幼いお子さんは、どうしても中学受験では中堅校止まりになってしまうという傾向もあります。というのも、中学受験では、国語で高校生や中学生が主人公の話や、離別・恋愛といったテーマなど、小学生のお子さんがまだ体験したことのない題材もよく扱われます。
そのため、自分の知らないことを想像して理解する力がまだ備わっていないお子さんにとっては、中学受験はまだ早く、高校受験の方がよりよい結果を出せるということも珍しくはありません。
ただ、このような力は中学受験に挑戦する中で自ずと育っていく力でもあります。
中学受験を始めてみたものの、まだうちの子には早いかも?と親御さんが感じられるのであれば、高校受験に切り替えていくというも1つの手です。
中学受験に向いてる子は、高校受験・大学受験にも向いてる素養がある
結局のところ、中学受験に向いている子の特徴は「学ぶ意欲の高さ」にあると言えます。
もちろん勉強が全て楽しいわけではありません。ときに面倒くさいと感じながらも、ジブンゴト化して頑張り、その中で、学ぶ楽しさも実感できるよう子が、中学受験に向いてる子というのは、ここまでお話した通りです。
このような素質は、高校受験・大学受験でも求められるのは、既にお気づきと思います。
そういった意味では、中学受験に向いてる子は、高校受験・大学受験にも向いてる子とも言えるでしょう。
中学受験をしなくても、中学受験の勉強にだけ挑戦するのも良い
中学受験の勉強は公立の学校に行っても役に立ちます。
特に社会や理科については、中学受験の勉強が終わっていれば、公立中学校で学ぶ大半をカバーできるくらいです。
そのため、中学受験には向いてないと思われても、空いた時間で中学受験のテキストを使って勉強をしているご家庭もあります。
中学受験に向いてる・向いてないに関わらず、中学受験の勉強自体は、必ずお子さんのためになるので、そのようにして取り組まれることも合わせてご検討ください。
まとめ
以上、中学受験に向いてる子・向いてない子の特徴をまとめました。
中学受験に挑戦する上で大切なことは、どれだけお子さんの「学びたい」という気持ちを伸ばせるかにかかっています。
過度な負担を与えて、勉強を嫌いにしてしまうと、中学受験で成功することは難しいです。
お母さん・お父さんを含めた周りの大人たちが、お子さんの学習環境を整えてあげ、適切な時間で、学ぶ楽しさを感じながら、知的好奇心を満たして勉強できる環境を作ってあげるために、この記事を参考にしていただければ嬉しいです。
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