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中学受験 私立中学校の説明会 どのように利用すればいい?

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

はじめて経験する中学受験の場合、多くの方が学校説明会にいつから参加し、どのようなことに注意すればいいのか迷ってしまいます。
安心して中学受験の説明会に参加し、説明会から多くを得るために、早い段階で計画を立てて行動に移していくことが大切です。

学校の説明会、いつから参加すればいいの?

学年の始まりである4月から、様々な学校が学校説明会を開催している中で、もっとも説明会が集中する季節は秋です。秋には、運動会や文化祭などのイベントも多く開催されるため、リアルな学校の姿や生徒たちの様子を肌で感じることができます。
説明会だけではなく、文化祭や運動会などのイベント時にも積極的に足を運び、できるだけ多く学校の情報を集めると良いでしょう。

学校説明会への参加は、余裕を持って4年生からはじめると良いと言われています。なぜなら、高学年になると週末は塾などで忙しく、参加することが難しくなるためです。
お子さんが4年生になったら、まずは親だけで無理なく通える学校の説明会に行き、情報を集めましょう。その際、学校の特色や雰囲気など様々な視点から学校を知る視点を持つことが重要です。

情報が集まったら、偏差値にあまりとらわれず、わが子が活き活きと学校生活を送れそうな学校を、お子さんといっしょに10校くらいまで絞ります。そして、お子さんが5年生へ進級したら、子どもと一緒に絞った10校の説明会に参加しましょう。
説明に集中しすぎず、お子さんの様子にも目を配ります。6年生は、急遽受験することになった学校を見に行くくらいにして、5年生である程度お子さんの意見を尊重しつつ、学校を決めておくことで余裕を持って行動できます。

説明会でチェックすべきポイントは?

学校説明会を有意義なものにするために、次の3つのポイントをチェックしましょう。

  • 教育理念
  • 校長先生のお話
  • 在学生の様子

まずは、学校の教育理念です。その学校がどういう理念を掲げ、どんな教育を目指しているのかを知ります。その学校が目指す教育理念と保護者が考える教育方針のマッチングを見極めることが重要です。
次に、校長先生の話です。説明会では、校長先生が保護者に向けて話をします。校長先生の考え方や教育方針がわが子に合うかを判断基準にして話を聞きましょう。

3つ目に、在学生の様子です。在学生がどのような学校生活を送っているのかを、先生の話だけではなく自分の目で確認することが大切です。実際にわが子が入学して学校に通ったとしたら、わが子らしく過ごせる環境かどうかを判断するためにも、必ず確認しておきましょう。

学校を見比べるときにわかりやすいよう、事前に学校説明会のチェック表を作っておくと良いでしょう。その項目には、学校に訪れる前に集めた口コミ情報や説明会へ向かう途中で気づいたこと、説明会で受けた印象などをリストにしておくと便利です。

いろんな学校の話をまとめて聞ける「合同説明会」

学校で主催する説明会の他に、塾や企業などが主催する合同説明会があります。
合同説明会は大型ホールや公共施設を貸し切り、多くの学校を集めて行います。そのため、学校が絞りきれていない場合や多くの情報を集めたい方には絶好の場です。

大小問わず春から秋にかけて開催されることの多い合同説明会は、東京では5月の中旬~下旬にかけて大規模なものが行われます。
学校が多すぎて絞りきれないと感じるなら、小規模な合同説明から参加することをおすすめします。

合同説明会では多くの学校が集結しているため、すべての学校を回るのは難しく、ただ闇雲に学校側の話を聞いてパンフレットをもらい、なんとなく説明が終わってしまったということにもなりかねません。
また、聞きたいと思っていた学校の話を聞きそびれてしまった、ということもあります。

そのような状況を防ぐために、まずどの学校が説明会に参加しているのかを把握し、参加できる時間内で無理のない範囲で回れる学校数をある程度決めておきましょう。
また、その中で話を聞きたい学校の優先順位をつけ、優先順位の高い学校から順に話を聞くとよいでしょう。

中学校の説明会に意識的に早い時期から参加し、余裕を持って学校を選ぶことで、お子さんにかかる負担を小さくすることができます。
多くの情報を集め、学校を比較しお子さんとのマッチングをはかることが大切です。
もちろん受験をするお子さん自身が主役ですが、学校選びにおいては情報を集めるなど親の役割も大きなものです。
お子さん、ご家庭が大切にする点をしっかり叶えられる中高生活になるか、じっくりと見極めましょう。

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