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【女の子の中学受験】関東・関西で人気の女子校と併学校はココ!

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

女子校ならではのメリット

女子校ならではのメリット

男の子は仲間からの刺激を受けて「自分で何かをしよう」という動きが強いのに対して、
女の子は「あの子がこんなことをしているなら、一緒に何かしよう」というような横の繋がりを重視した考えが強い傾向にあるようです。
女子校の生徒からは、自分の目標を高く持つというよりも、周囲の友達と仲良くしていきたいという印象を受けます。
競争意識よりも、「協調意識」を持つのが女子なのかもしれません。
横の繋がりを大切にすることで穏やかに過ごせる子どもであれば、女子校においてメリットを感じることができるでしょう。

また、女子校の子どもたちは横の繋がりを大事にするだけあって、勉強面においてもお互いにサポートし合うことがよくあります。
例えば、ある子は国語が得意で数学が苦手だけれど、ある子はその逆だというケースでは、お互いが協力して苦手な分野を教え合い、一緒に成績をアップさせていくこともあります。
女の子同士は、勉強において助け合う傾向が強いのではないかと感じています。

女子校の授業の特徴

女子校の授業は、どちらかと言えば丁寧に進行し、先生が生徒たちを細かく見てくれているという印象があります。
授業進度のスピードは決して遅くはありませんが、男子校ほどハイペースではないので、自分の学習ペースは保ちやすいでしょう。

中学校によっては、「社交性」や「女子の自立」を推奨しているところもあります。
例えば、品川女子中学は、「女子が自立して社会に出て行く」という教育方針を打ち出しているため、
社交性や積極性、コミュケーション能力を鍛えるイベントやプログラムを取り入れています。

一方で、キリスト教系の女子校は保守的な傾向が強いため、変化を求めるよりも「堅実性」や「落着き」を大切にして、厳かな雰囲気の中で勉強を進めるケースが多いでしょう。
こういった独自の教育方針も学校選びのポイントとなります。

女子校に向いている子供のタイプ

女子校に向いてる子どものタイプ

みんなの輪の中に入っていくことができる子どもや、人見知りをしにくい子どもは女子校に向いています。
また、協調意識のある子も女子校で上手くやっていけるタイプだといえるでしょう。

共学校であれば、男子グループと女子グループで区別されていることが多いため、男子は男子で集まりやすくなり、女子は女子で集まりやすくなるという側面があります。
このような状況であれば、人見知りしてしまう女の子でも輪の中に入りやすいでしょう。
しかし、男女別学の場合は「女子しかいない」という状況になってしまいます。
友達の輪から外れた時には辛い思いをするため、人見知りしてしまう女の子の場合は、女子校は厳しいかもしれません。
また、協調意識を持つことが苦手なためクラスで浮いてしまった場合、男の子よりも女の子の方が強く攻撃する傾向があるため、つらい6年間を過ごすことになる可能性も否定できません。

女子校の卒業生はどんなタイプが多い?

女子学校出身者は、非常にコミュニケーションに長けているタイプが多い印象です。
学生時代に「横の繋がり」を大切にしていた経験が、良い風に作用しているのでしょう。

さらにコミュニケーション上手ということは、人見知りをしにくく、社交性が極めて高いということ。
この能力は、会社や組織でムードメーカーになったり、営業に力を活かせたりするなどで期待できます。

関東でおすすめの女子校

関東の女子校では、洗足学園中学の人気が高まってきています。
慶應義塾大学や早稲田大学への進学実績は、私立女子校の中ではトップになっています。
洗足学園の進学実績が上がった理由として、授業のカリキュラムや進め方を工夫したことが大きく影響していると考えています。
勉強だけの学校生活ではなく、ボランティア活動や生徒自身が企画から立ち上げたイベントが行われていることも、人気校となった理由のひとつといえるでしょう。

東日本でおすすめの女子校

東日本全体で見るとするならば、北海道の函館白百合学園もおすすめできる女子校です。
学校のある場所が北海道だという背景もあり、地元の女の子が通うイメージを受けるかもしれませんが、
首都圏でも入試会場を準備しているため、関東在住の子どもが併願校として受験するケースも多々あります。

また、学校見学に行った親子は、「実際に学校に行ってみたら想像以上に良かった」という感想を持つことが多く、合格後は関東の中学と函館白百合のどちらに行くか悩む方もいます。
子ども自身が函館白百合をとても気に入り、「寮生活でもいいからこの学校に通いたい」と言ったこともありました。

関西でおすすめの女子校

関西で特におすすめしたいのは女子校というより、女の子だけのクラスを設けて男女の特性を活かした教育が行われる「併学校」です。
男女併学校の中でも、女子最難関といわれている西大和学園は特におすすめできます。
女子のコースはもともと高校からの募集だったのですが、5年ほど前から中学からの女子のコースが開設されました。
これは、男女関係なく西大和学園全体にいえることですが、頻繁に留学をさせてくれるのが大きな特徴であるため、インターナショナルな子どもが育ちやすい環境にあるといえるでしょう。

注目度の高まる併学校

2017年度から、大阪の高槻中学が女子生徒の募集を開始します。
女子生徒の募集を始める理由として考えられる背景は多々ありますが、学校も生き残りが厳しくなる時代を考えると、男子だけではなく優秀な女子層を獲得しなければいけません。
女の子が進学実績などを残すようになると、学校自体のブランド価値も高まるため、女子生徒を募集し始める男子校が増えてきているのではないかと予想されます。

高槻中学は、女子生徒募集に合わせて完全な共学校になるのではなく、まずは男女併学校になると考えらえます。
男の子6に対して女の子1の割合になるため、「いきなり共学校にしてしまうと、女の子が馴染みにくいのでは?」という懸念が考慮されるでしょう。
男子生徒の中にいきなり女子生徒が放り込まれるということはないでしょうから、受験を考えている女の子も萎縮する必要はありません。
ただ、高校からは完全な男女混合クラスになる可能性もあるので、その点は留意しておくべきでしょう。

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