中学受験 オープンキャンパスで気をつけたいポイントとは
例年9月くらいから、積極的に学校説明会、オープンキャンパスに参加するご家庭も増えてきます。
学校は人気や偏差値レベルだけでなく、様々なことを見て考えて選びたいですね。
ここでは「中学受験 オープンキャンパスで気をつけたいポイントとは」というテーマでお話しします。
事前にやっておきたいこと
準備せずにオープンキャンパスや学校説明会に行き、その場で見聞きしたことだけを頼りに学校を判断しようとすると、時間も情報も足りません。
今ではインターネットで様々な情報を得ることができますから、あらかじめ学校のWEBサイトで、できる限りの情報を手に入れておくとよいでしょう。
まずは学校の教育理念や方針、そして校長先生のことばです。
わかりやすく、伝わりやすく書かれているかも確認しておきましょう。
1年間のカリキュラムも知っておきたいですね。
また、学校の教育の特色、課外活動、進学実績なども把握したいところです。
年間行事や部活の活動状況などを、具体的にお子さんに当てはめてイメージしてみてもよいと思います。
また、自宅から電車や徒歩で通うシミュレーションをして、最低6年間通うには交通アクセス上無理がないかを確認、判断することも大切です。
校風とお子さんの気持ち
お子さんの未来を考えるあまり、お子さんの意見をあまり尊重せずに決めてしまうご家庭もあるようです。
名門校だから間違いないとは言えません。
校風がお子さんに合っているか、”どんな教育を受けてほしいか”をしっかりと吟味したいのです。
お子さん自身にも、校風や方針をしっかり理解してもらい、よく話し合った上で、オープンキャンパスなどに行くとよいでしょう。
いま持っている、学校に対する知識やイメージを土台にして、見たことや触れたことから新しく感じることも出てきますし、疑問や、学校を選ぶ上で大切にしたいこともできてくると思います。
校風はもちろん、学校の施設や環境も重要です。
施設や環境は、学校によって想像以上に異なります。
図書館やグラウンド、ロッカーがあるかないか、食堂、売店はあるか、など、細かくチェックすればするほど、明確に学校について理解することができるので、注目ポイントは多いほうがよいでしょう。
生徒達の姿
学校見学やオープンキャンパスで、いちばんよく見ておきたいことは、学校に通う生徒たちの姿です。
先生と生徒のやりとりや、校内の様子などは必ずチェックしましょう。
教室の備品の様子、机や椅子の痛みはどうか、落書きなどはないかもチェックポイントです。
お子さんが、その中学校で過ごしているシーンを想像してみることも大切です。
いくつかオープンキャンパスに行くと、学校によって生徒の雰囲気が違うのもわかるでしょう。
お子さんが、なじめそうか、生徒がのびのびしているかはやはり見ておきたいポイントです。
お子さんの性格や雰囲気を照らし合わせて考えてみましょう。
オープンキャンパスや学校説明会には、できればたくさん参加しておきましょう。
また、参加できるなら文化祭なども、生徒の生の姿や学校の様子が見えやすく、参考になります。
実際に見て触れることで、イメージが変わったり、お子さんに「この学校に通いたい!」という気持ちが生まれるきっかけにもなります。
そうなれば、ますますやる気も出ますね。
お子さんに合った学校を見つけるチャンスである、オープンキャンパス。
よい「出会い」がたくさんあるといいですね。