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中学受験 女子学院の評判って?

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公開: 最終更新日:2021年07月20日

女子御三家の1つとして知られる名門女子校、女子学院。このコラムでは、女子学院とはどんな学校なのか、その評判はどうなのかを説明していきます。

校則が4つしかない女子学院

女子学院には校則が4つしかないというのは有名な話です。

  • 規定のバッヂをつける
  • 校内では指定の上履きを履く
  • 登校後の外出は禁止
  • 郊外活動は学校に届け出る

という4つです。

特に外見に対する自由度は高く、制服を着なければならないという規則もありません(セーラー服の制服はあり、3割位の生徒は持っているようです)。髪を染めてもピアスをしてもサンダルで投稿してもOK、というのも有名な話ですが、何でも放任という意味ではなく「たくさんの選択肢の中から自分の責任で選択する自由」ということであり、自由には責任が伴うということが徹底されています。

文化祭や体育祭など学校行事などの運営も生徒に任されており、先生は一切タッチしません。
そんな自由な校風の女子学院。
東京の私立女子中の「女子御三家」と呼ばれる学校の校風を例えた有名な話があります。

道端に空き缶が落ちていると、桜蔭中の生徒は本を読んでいて気づかない、雙葉女子中の生徒ならそっと空き缶入れに入れる、そして女子学院の生徒だったら、それで缶けりを始める、というのです。

自己主張が強い女子学院出身者

自由な校風で、様々なことが生徒の責任に託されている女子学院。
だからこそ、生徒の自己主張も強くなりがちです。
自分の主張ははっきりと相手に伝える。そんな伝統のようなものがあります。

出身者によると、何事に関してもはっきりと自分の考えを持ち、それをまわりに伝える女子学院出身者は、社会に出てから無駄な規則や無意味に思える決まりに戸惑うこともあるようです。
しかし、女子といえどもリーダーシップや人とつながる力が求められる時代において、そういった特性はむしろ求められているものといえるかもしれません。

女子学院の評判と入試傾向

女子学院出身者(出身者は女子学院のことをJGと呼ぶ)は、「強い」とよく言われるそうです。
意思、自己主張が強く自分の意思を持っていることからそういう印象をもたれやすいとのこと。
名物行事として「修養会」があり、ここでは泊りがけで「なんのために生きるのか」を話し合います。これで「JG生としての芯」ができるといいます。

日本初のミッション系女子校で自由な校風ということもあり、第一志望とする子どもも多い人気の学校です。

女子学院の入試傾向

科目 試験時間 小問数 傾向
算数 40分 25程度

年々難易度が上がっているが、極端な難問はない。全分野からまんべんなく出題されるが、速さ、文章題、図形は例年出題されるので注意が必要。

国語 40分 30以上

選択問題、書き抜き、記述などバランスよく出題されるが、制限時間と小問数の兼ね合いから考え込んでいる時間はない。難度は標準レベルなので、落ち着いてスピーディーに取り組みたい。

理科 40分 40〜50

難度は標準レベルだが、他の科目同様時間の割に小問数が多い。グラフを書かせる問題などもある。具体的な指示はないが、選択問題は該当するものすべてを答えなければならない。

社会 40分 60〜80

小問数が非常に多いが、一問一答式の知識だけでは解けない問題が並ぶ。因果関係や流れをしっかり抑えておく学習が必要。過去問でじゅうぶんに練習しておく必要がある。

以上、女子学院についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか。
入試は各科目とも、制限時間の割には問題数が多いのが特徴なので、過去問で対策しておきたいですね。

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