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中学受験 歴史で点が取れる社会の上手な勉強法とは

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

覚える要素が強い歴史の勉強

中学受験においては、社会で確実に点数を取ることができるかどうかで、合否が左右されることは少なくありません。
社会が得意であれば、たとえ算数や国語でミスをしたとしても、社会で挽回することもできます。

社会の勉強では、他の教科よりも「覚える」という要素が強くあり、知識がないとどうしても回答することができない問題が多くあります。
特に歴史では知識の有無が勝負になりますが、日頃からコツコツと勉強しなければいけないと思っていても、暗記することが苦手で、歴史の勉強が苦になっている人も少なくないと思います。

マンガを活用して歴史の流れをつかむ

歴史の勉強では、まずは「歴史の流れ」を大雑把にでも掴むことが大切です。
歴史の流れを把握しておけば、人物と出来事の因果関係がわかり、並べ替え問題や時代の背景を問う問題に強くなります。

歴史のテキストを、何度も繰り返し読むことは必須です。
テキストに書いている文章ではいまひとつわかりにくいという人は、まずは参考書として歴史のマンガを読んでみて、その後にテキストを読むことをおすすめします。
塾の授業に臨む前に、その範囲のマンガを読んでおくのも効果的です。
『学習マンガ少年少女日本の歴史』シリーズは、日本の誕生から現代までの歴史を一貫して学ぶことができるマンガの歴史教材として根強い人気があります。

語呂合わせなども活用・覚えたことは問題演習で確認を

重要な出来事のあった年号を覚えておくことは、歴史の勉強でどうしても必要になります。
年号を覚えるためには、語呂合わせも有効です。有名なものには、「鳴くようぐいす平安京」(794年平安遷都)や、「人よむなしい応仁の乱」(1467年応仁の乱)、「以後よく広まるキリスト教」(1549年キリスト教伝来)などがあります。
年号をしっかり覚えておくと、歴史の流れもつかみやすくなります。
自分なりの語呂合わせを作ることで、歴史の勉強が楽しくなるかもしれませんね。

暗記作業の後は、自分が記憶していない事柄、勉強したにも関わらず忘れてしまった事柄について、問題演習で確認する必要があります。
歴史の流れが大まかに理解できたら、それぞれの時代の知識が定着しているかどうかを問題集で確認してください。

一つの時代をテキストで通読後、そこの時代について問題集を解いて知識を確認するという具合です。
さらに、問題を解いてみてわからなかったところや間違っていたところは再度覚え直してまた問題を解く、という反復練習が記憶を定着させるためには不可欠です。

問題集の選択についてですが、歴史が苦手な人は、いきなり分厚い問題集に取りかかっても全てをやり切る前に途中で挫折してしまうかもしれないので、初めは薄めの問題集を何度も解くことが大切です。
もちろん、学校や塾で定期的に実施されるテストは、やりっぱなしにせず、返却されたらすぐに間違っていたところを確認してやり直してください。

一問一答の勉強だけではダメ

最後に、一問一答の問題集の使い方について触れておきます。
一問一答の問題集を使用すれば、手軽にかつ効率的に知識を定着させていくことができるので、一冊持っておくことをおすすめします。
(塾で配布されているものがあれば、それでOKです。)

しかし、一問一答の問題集ばかり読み込んでも歴史の流れを理解しにくいという点には注意が必要です。
そして、実際の入試に出る問題は一問一答の形式だけではないので、試験対策としては、入試問題に対応した問題集や模試の演習が欠かせません。

歴史の勉強においては、教科書を読んで、問題演習をして知識を確実に定着させることが重要になりますが、マンガ教材や語呂合わせ、一問一答の問題集を有効活用すると勉強がはかどります。大切なのは、日頃からの積み重ねです。

ぜひ歴史の分野をしっかりと押さえて社会を得意教科にし、中学入試では高得点を狙ってください。

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