新学年のスタートから成績を伸ばしたいご家庭がやるべき2つの習慣
こんにちは。
中学受験情報局 主任相談員の西村則康です。
新学年がスタートし、これまで以上に難しく、これまで以上の宿題が出される中、新しい学年の学習に慣れるために、お子さんは日々努力されていると思います。
そんなお子さんを見守る、お父さん・お母さんからは…
- 塾に言われたとおりに、今まで通り勉強するだけで本当に大丈夫?
- これまでも大変だったのに、さらに大変になるの?
- 時間をかけて勉強しているのに、成績が全然上がらない。どうしたらいいのか
- このままでは、志望校に合格できると思えない
- これまでのやり方では、時間が全然足りなくなってきた
といったように、
「このまま勉強を続けていて、本当に成績を上げることができる?」
「成績が上がるかどころか、塾の授業についていける?」
とお悩みの声が早速届いています。
そこで今回は、新学年の塾の授業にも遅れることなくついていき、日々の勉強を確実にテストの点数につなげるための2つの必須タスクについて紹介しておきたいと思います。
結論から申します。
学年が替わっても、安定して成績を伸ばしていくためには、下記2つの習慣をつけることが必須です。
- 今週習った学習内容の理解を深め、定着させる習慣
- 過去の学習内容を定期的に思い出す習慣
学年が替わっても、成績を伸ばし続ける2つの習慣
順に説明していきます。
1. 新学年が始まると、今週の学習を回すことも難しくなることを前提に考える
「直近の授業で取り扱った学習内容を復習する」ことは、ほぼ全てのご家庭で行われていますよね。
なので、多くのご家庭に①の習慣は既にあると思います。
ところが、新学年が始まると、授業で扱う問題の難易度があがり、授業自体の理解が遅れるお子さんが増えてきます。
そうなってくると、当然家で授業の復習から始めることになってしまい、家庭学習で使える時間が減ってしまうため、手が回りきらず、今週習った内容の理解を深めることが難しくなるご家庭も珍しくありませんので、注意が必要です。
ご家庭でできる具体的な対策としては、授業の前に、今日扱う内容が何なのか?先のページをパラパラ見ておくことが有効です。
授業があったその日に、「今日は何を習ったのか?」をお子さんに聞いてあげ、アウトプットができる機会を作ってあげることもよいでしょう。
2. 成績を安定して伸ばすためには、過去の学習を思い出す習慣もつける
上記1の習慣に加えて、成績を安定して伸ばしているご家庭には共通して、もう1つの習慣があります。
それが、過去の学習内容を定期的に思い出す習慣です。
成績が安定して伸びているご家庭では、普段から過去に取り扱った学習を定期的に思い出す「復習の機会」があることが共通しています。
もちろん「復習」も大切だと全てのご家庭がご理解されているのですが、「今週の学習」を消化するだけで精一杯で、とても、こちらに手が回らないというのが大半ですよね。
プロの家庭教師の力があれば、今週の学習の中で必要の無いものを切り捨てて、学習の負担を減らすことで、空いた時間を使って、復習の機会を作っていくことができます。
ご家庭でも可能な限り、課題の取捨選択を行うことで、学習負担を減らして頂きたいのですが、新学年になって、取捨選択をしても、課題を回しきれず、とても復習の機会を作れないというご家庭もあるでしょう。
その場合でも、成績を維持するために、最低限やって頂きたいことがあります。
それは、次回の授業で取り扱う発展単元を、過去(前の学年で)取り扱っている場合は、そのテキストのページをやり直しておくことです。
次の授業で取り扱う知識を、しっかり復習しておくことで、授業の理解を進めることが可能になります。
逆をいえば、忘れたまま授業を受けてしまうと、全く理解ができないということになりかねませんので、これは最低限準備しておくべきことになります。
3. まとめ
ご家庭で、新学年の塾の学習をしっかり回していくためには、やはり「親の関わり」が大切になってきます。
今回ご紹介した習慣を根付かせるためには、その日その日で勉強をするのではなく、
- この週は難しい単元を扱うので、家庭学習の時間に余裕をもたせておこう
- この週は過去の知識を使うので、復習の時間を授業前日に用意しておこう
といったように、
予めカリキュラムを、向こう1ヶ月は把握して、勉強時間をどの程度用意するのか?また、何の勉強に時間を使うのかを決めてあげることが大切です。
塾のカリキュラムを把握することで、
- 今週習った学習内容の理解を深め、定着させる習慣
- 過去の学習内容を定期的に思い出す習慣
学年が替わっても、成績を伸ばし続ける2つの習慣
新学年で安定して成績を伸ばしていくために、
上記2つの習慣を両立させられるように頑張ってください。