中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

受験に勝つ夏休みの過ごし方。夏期講習は必要か どのように夏休みを過ごすべきか

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公開: 最終更新日:2024年07月10日

夏休みも後数週間と目前に迫り、6年生は受験の天王山と言われる時期に差し掛かってきました。4,5年生も1年の中で最も重要と言われるこの時期にどのように過ごすべきかということは、多くの親御さんからご相談を送られてきます。

そこで今回は、受験に勝つためにはどのように夏休みを過ごすべきか、夏期講習の使い方や、夏期講習に通いながら家庭学習の仕方などを交えながら、主任相談員の西村則康と辻義夫の対談をお送りいたします。
動画でも公開しておりますので、ぜひ音声のみでもお聞きいただき、参考にしていただければと思います。

また、文末にて、次回、どのような主任相談員にどのような話をして欲しいかという点についてアンケートをしておりますので、ぜひ、お申し込みいただけますと幸いです。

1. 夏期講習は受けるべきか?現在の夏期講習の変化について。

それでは西村先生どうぞよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

今日は夏休みが近いということで「夏期講習は必要なんですか」っていう、ご質問をたくさんの方からいただいてるっていうことで、ここでずばりお答えするような時間にできたらと思うんですけど、このご質問に対して西村先生はどうお答えになりますか?

4,5年前までは色々場合分けをしてお答えしてたんですよね。ところが近年、予習シリーズのカリキュラムが変わり、四谷大塚もしくは早稲田アカデミーの夏期講習の形態がハードになってきて、お答えすることは単純に1つになったんですよ。まず「日能研以外の方は絶対参加すべきですよ」っていう話になります。

さけては通れないってことですね。

そうなんですよ。夏の講習を受けずにいきなり2学期の授業に参加すると、そんなこと習ってないよっていうことをそれが分かっていることを前提にして授業が進んじゃうんですよね。
昔みたいに夏やったことを2学期もう1回復習してくれるっていうことがなくなってしまったんですよ。
だから、まず参加。で、日能研以外はという風に言ったのは、日能研はこれまで通り復習タイプなんですよね。つまり、1学期までにやった内容をもう1回丁寧にやってくれる。だから、(日能研の場合)家で復習してちゃんとできる子にとっては別に参加する必要もないです。また、家にいるとなかなか勉強できないお子さんの場合には、講習で勉強するということをやっていただいてもいいわけですよね。

はい。そもそも夏期講習が元々復習中心にやってくれてたのが、復習はあんまりせず、、するんでしょうけど、新出単元がどんどん入るから受けないと大変なことになりますよっていう風に各塾が言い出した背景には、ひとつは塾の思惑があると思うんですよ。やっぱり夏期講習是非とも参加してほしいという。
参加しないと大変なことになるよっていうようなカリキュラムにしてしまったっていうこともあると思います。
もう1つはやはり、サピックスのカリキュラムは過酷なんですけど、できる子にとってはものすごく効率がいいんですよ。いちいち復習なんかやってられないというレベルの子にとってはどんどん進んでくれて、どんどん進むので足踏みとか繰り返しがないので細かいところ細分化されたところまで学べるんですね。詳しく習える、難しいことも習える、っていうことで最上位クラスの子たちにとってはものすごくいいカリキュラムになる。
なので、難関校の合格者をたくさん排出してるのではということを考えると、うち(その他の塾)もやらなくっちゃっていう流れになってるのかと思うんですけど、その辺は先生から見たらどどういう風に考えますか?

そうですね。カリキュラム進度が予習シリーズが改定されてからサピックスと同等もしくはサピックスよりも早い部分もある。で、これはもう確実に最上位難関校合格者を増やしたいという意図だろうという風に感じるんです。
そして、カリキュラム進度だけではなくって、問題のレベルも非常に難しくなってる。
だから、全てにおいて難関校を対象とした指導体制を充実していこうという流れの中での夏期講習の内容の変更のような気がしますね。

2. 夏期講習中の過ごし方【4年生/5年生編】。全て出席するのか?学習と時間の使い方について


2章からお聞きいただけます。

ということは、例えば、中堅校であるとか、うちは御三家だとか難関校じゃなくって、お気に入りの行かせたい学校があって、そこはそんなに超難関校ってわけじゃないんだっていうようなご家庭の場合は、これまでだったら、サピックスはちょっと違うよね、大手で言うと他の3塾から選んでっていうことだったと思うんですけど、そういう場合も日能研一択みたいな感じになりつつあるっていうことですかね?

いや、そこまでは言えないと思うんですけど、「ただ四谷大塚、もしくは、早稲アカに行ってて、普段の学習がもう目一杯で回ってません」、というご相談は増えつつあるなっていうのは感じます。

そうですよね

また、それが特に夏休み前後に増える。

うん。そこまでやらなくちゃいけないのかっていうこともありますよね。

うん。だから夏の講習、四谷大塚や早アカの方、参加して欲しいんですけどね。そうした場合の優先順位を上手につけて欲しいんですよ。予習範囲と復習範囲、両方とも完璧にこなそうとすると絶対回んないと思うんですよ。
だから2学期以降どうしても必要になる予習範囲は一生懸命頑張る。例えばもう具体的に単元まで言っちゃいます。4年生だったら分数計算ですよね。5年生だったら比のところ。そこだけはしっかりやる。で、それ以外は時間の許す限りというのか、やれる範囲でやっておくという風に、あの取捨選択と優先順をしっかりつけてやっていってほしいなという風に思います。

はい。各塾まだ夏期講習詳細までカリキュラム発表されてない塾もあるんですけど、例えば、四谷大塚では日程を去年と見比べてみるとそっくりなんですよ。
例えば、5年生だったら、夏休み前半に夏期講習があって、お盆明けから去年は8月授業と呼んでて、今年は8月特訓って名前がついてるんですけど、日程もうたっていることもほぼほぼ全く同じなので、同じようなことが行われると思うんですけど、カリキュラム的には見てみるとどっちも大差ないんじゃないのという感じなんですよ。
夏期講習の方は1学期(前期)の理解を深めて、2学期の授業にスムーズに繋がるように学習を進めていきますって書いてあって、そして、後半の8月授業の方は1学期の内容を復習して理解を深めた上で、2学期の予習も少ししますみたいなこと書いてあって、単元的に見てもほぼほぼ速さと一部の文章題とで、おっしゃる通り割合と比これが中心ですよね。を、2回繰り返してやるっていうような組み方になってるので、僕も参加しないわけにはいかないとは思うんですけど、どっちか手抜いてもいいんじゃないかっていう風には正直思います。(笑)

そうですね(笑)

例えば、夏期講習やってみて、比はもうちょっと頑張ってやっとかないとなっていう場合は、その後半の8月授業でも比のところは頑張ってやらなくちゃいけないし、だいぶ夏期講習できたぞという場合は、後半の8月授業の方は塾行った時だけ頑張るとかちょっと家庭学習の方はちょっと力を抜いて、余暇の時間で少しリラックスしたりとか、あるいは、夏期講習の復習に当てたりとかいう風にして、ずっと出ずっぱりでフル集中し続けると、本当にお盆以外は休み、ま、休み時々あるんですけど、ターム間の1日2日以外はずっと1日中の勉強が続くっていう日々ですよね

そうなんですよね。しかも、その4年生もかな、5年生は特に今算数に追われてるんですよね。特に理科社会の学習時間が取れてない。だから、後半のその8月特訓は時々は出るとしても、思い切って休む日も作ってそこで集中的に理科社会の理解と暗記に時間を使うなんていう使い方もやって欲しいんですよね。特に5年生とかね。

丸覚え癖がついちゃうと、これから6年受験対策に入っていった時に、丸覚えでやってるんだけどテストで使えないみたいなことが増えていきますもんね

そうですね。

そういった意味では納得づくでというか、きっちり理解して記憶していくっていうそういう学習の習慣をこの夏でつけていただきたいです。

そうですね。でそれにはやっぱり気持ちの余裕がないとね。ちゃんと文章読んで覚えようという気になりませんもんね。

そうなんですよね。夏期講習4日行って1日休んで、また4日行って1日休んでで、盆まで過ごして、お盆に1週間5,6日お休みがあって、また後半8月特訓で同じように何日か行って1日休む。その1日の休みはもうその前の数日間の宿題に追われるしかないですもんね。
それをひと夏過ごして何が残ったかっていう時に、「すごく忙しいだけで終わっちゃったなっていうのが」1番過ごしていただきたくないパターンですよね。なので、意識的に抜く、あるいは、さっきおっしゃったような休む。
逆に、日能研なんかは1日に算国理社全部やるっていう、(5年生も、6年生も)時間割りなので、もう分かっちゃいるんだけどここは他の科目の都合があって休めないていうようなカリキュラムになってたりはするんですけど、休めそうなところ抜けそうなところはちょっと目星をつけておくっていうのは大事ですよね。

そうですねうん。この単元はもう絶対大丈夫っていう部分があるお子さんもいますからね。で、そういう時には手を抜くというのか、リラックスタイムとして自分で自由に使うという、そういうのがいいですね。

そうですよね。国語がすごく得意で何もしなくても国語できるお子さんいらっしゃるじゃないですか。で、そういう子ってとにかく、講習も抜けるわけにはいかないので国語の時間も出るにしても、そこだけ頑張るとあと家に帰って別に国語やる必要ないっていうお子さんもいらっしゃいますよね。なんでお子さんのちょっと特性も見ていただいて、抜けそうなところは意識的に抜くっていうような考え方は、夏場はやっぱり大切ですよね。

3. 夏期講習中の過ごし方【6年生編】。朝の自習/質問受けから、宿題のこなし方について


3章からお聞きいただけます。

そうですね。ここまでの話は全部4,5年生ですね。6年生の夏期講習どうでしょう?

6年生は塾にもよりますけど本当出ずっぱりですよね。朝から晩まで。朝は自習とか質問受けとかで、昼から夜まで夏期講習みたいな塾も多いと思うんですけど、朝の自習タイムとかって、どういう風にお考えですか?

自習タイムを目的を持ってしっかりとやっていくんだったらいいと思うんですけど、ただ自習タイムに出ていって、言われたプリントをただ機械的に解いてるだけみたいなことをやってるといつまでたっても弱点が埋まっていかない。だから自習に行くんだったらちゃんと前日に目的を見つけておく。「明日の自習時間にはこれをやるだけではなくて、これをこういう目的でやっていく」っていう風なことをしっかり見つけていく。で、そこには親御さんの協力が必要になってくるだろうなと思いますね。

そうですよね。質問できますよっていう塾もあるんですけど、自習時間に質問って言ってもほぼほぼできないって考えていいですよね。お子さんにも依りますすけど。1問2問聞けたら本当にいい方かなって。全く質問できない子もお子さんのタイプにはよりますけどいますもんね。

いますね

そうすると結局プリント解いて、解きっぱなしになって、それを持って帰ってくるってだけで、もったいない時間にもなりがちなので、他に手立てのある方ですよね。
あの僕は昔個別の教室運営をしていたので、そこに来てる子で言うと、やはり自習時間を削って、前の日の消化できなかった部分を一緒にやったりという風な午前中を一緒に過ごして、で、お昼から塾に行くっていう、で、その合間に宿題を、個人個人によるんですけどあのバババとやっていうとちょっと言葉悪いんですけど。
それも僕、関心したことがあって、よくお母さん方にお話するんですけど、あの2人で同じ塾に行ってる浜の子なんですけど、2人ワンセットで宿題を半分個ずつやってるんですよ。お前ここまで、俺ここからここまで、なみたいな。1問おきにとか偶数番号奇数番号って割り振って、よーいどんでやって。
なんかこいつらずるしてんのかなと思って、観察してたんですよ。そうすると終わったら自分のやらなかった問題について相手が教えてくれるっていう教え合いをするんですよね。

ふんふん

で、あの情報交換して、よしできた!って言って2人で塾出かけていくっていう2人組がいて、この子らすげえなと思った記憶があって、こういう勉強だったら、塾の朝の時間の自習を割愛して、僕らと一緒に授業を受けた後で、そうやって子供同士で協力して宿題仕上げてやっていくっていう。こういう勉強やっていけるんだったら本当に価値あるなって、ちょっと感心して見てた覚えがあるんです。

うんなるほどね。友達に説明することはものすごくいい勉強ですもんね。

はい。それを思いつくところがまた偉いですよね。

なんでぜひぜひねその午前中の時間、塾の、本当に、居残り必須っていう塾があったりとかもありますけど、その質問できるとか、自習で宿題がその時間に仕上がるとか、色々魅力はもちろんあると思うんですけど、その形(宿題が出来上がった状態)だけ仕上がるっていうだけでは、やっぱりちょっともったいないですもんね。埋まるっていうだけではね。なんで、中身にもちょっと目を向けていただいて、何かうまく過ごせる方法が僕たち、今、家庭教師やってますけど、そういった家庭はそんな時間に家庭教師に来てもらったりとか、さっきみたいに個別に通われてるんだったらその時間を活用するとか、色々今から動こうと思えば今6月(撮影は6月時)ですから、何かしら考えられることもあるかもしれませんしね。

4. 6年生の夏休み。これだけは気をつけておいて欲しいこと。おすすめなこと。


4章からお聞きいただけます。

そうですねうん。で、しかも本当に文字通り小6にとって、夏休みの夏期講習って受験の天王山なんですよね。だから、そこで失敗しないようにだけお願いしたいですね。

そうですね6年生はどうですか?あのめちゃくちゃ忙しいと思うんですけど、何かこう6年生のお子さんのご家庭にこれだけはっていう、おすすめはありますか?ここだけ気をつけて欲しいっていう?

まず授業に集中しましょうなんですよ。最大のポイントってのは!これまでは授業をしっかり聞いて家に帰って、しっかり復習しようっていう勉強だったわけですよね。つまり、新しいことを習って、脳に定着させるというインプットの方。ところが、夏からは演習解説授業になっていくんですね。つまり、いきなり問題出されて、はいこれを10分でやってごらんから始まって、それが終わったら簡潔な解説がある。で、その繰り返し。とすると何が重要かというと、その演習時間に目の前のこの1問を絶対正解して見せるって思いながら、その問題に集中していくこと。で、それを目的とした講習なわけですよね。

そうですね

だから、授業に向けての気持ちを充実させるための事前準備と言いますか、例えば、授業でやってる問題が全く手がつかないほどの基礎学力がない状態だといけない。少なくともその問題に挑戦できる基礎学力がついてるかどうかの確認が必要だし、また、ちゃんと問題文を読もうね、もしくは、ちゃんと手作業を含めてやっていこうね、なんていう風な学習のやり方を見直しておく。そういう風なところを夏期講習までに見ておいていただくのが、6年生で1番重要かなと思いますね。

4-1. 6年生の夏休み。理科社会に対する勉強の方法


4-1章からお聞きいただけます。

例えば、理科とか社会とか、どの科目も同じようにまず問題やってっていう風に10分間問題を解いて、その後その問題について10分間解説があってみたいな感じの授業になっていくと思うんですけど、理科とか社会って、理科は計算分野とか思考分野もありますけど、いわゆる知識、暗記分野とか、社会の暗記分野で言うと知らないと解けないですもんね。
なんで、じゃあ問題をやってっていうその最初の10分が全く無駄になっちゃうわけですよね。丸腰でいくと。なので、その10分間も無駄にしないようにと思ったらできるだけこのひと月、今、6月中旬ですから7月下旬までのひと月ちょっとの間に、その知識をつけておくというかある程度、塾の方で渡されてるメモリーチェックであるとか日能研だったら、四谷大塚だったら四科のまとめとか、サピックスだったらコアプラスとか、そういうのである程度知識をしっかりとチェックした上で行くと、随分、さあ問題解いて!って言った時の最初の10分間何もせずにじっとしてる時間がなくなるっていうことありますよね。

うんはい

是非ぜひその辺りも、行って習って分かればいいやっていう感じで行くと出遅れますよね。特に6年生は。
なので、結構、今、やってることが忙しい中で大変だとは思うんですけど、僕もできるだけ夏休みまでに、社会の先生もよく言うんですけど、一巡ですよね。地理も歴史もほぼほぼ全部やってきたんだから、一巡夏までにしてから行くぐらいにはやっといてくれよっていう風によくおっしゃってるし、理科もそうなんですけどね。
ある程度抜けてることもあるけど、全然チンプンカンプンではないっていう状態で行かないと、授業が半分ぐらい無駄になるってことが起きてきますよね。

そうですね。で、その際にね。全部覚えるのは時間がないんですよね。重要なものだけは覚えるという気持ちでもいいんですけど。ただそれのピックアップで取捨選択がなかなか難しい。

そうですね。そういう意味では、手前味噌なんですけど、僕も「魔法ワザ」とか「謎解きドリル」とか、いわゆる知識を楽しくチェックできるような書籍も出してるんですけど、市販で使いやすいものでなんか主なものだけピックアップして、これだけはっていう風なやつを、わざわざ塾のを使うのもいいんですけど、絨毯爆撃的に塾のやつを隅から隅まででっていうよりは、主なものだけでもザッピングっていうと言葉悪いがですけど、ザクっと仕上げた上でいくっていう風に使うっていうのはありですよね。特にありですね6年生は。

ありですね。それは。

あの是非、本当に僕個人的に言うと、僕の出してる「謎解きドリル」っていう漫画本みたいな本なんですけど、一応前半は知識物になってて、最低限というかこれぐらい知っといてくれたらちょっと理科の勉強楽しくなるかな、とか、きっかけになるかなぐらいの知識をザクっと100問ぐらいにまとめたところがあるので、そこ使っていただくとか、「魔法ワザ」っていうより本格的な問題集ですけど、それも知識思考編っていうやつがありますからそれを活用していただくとか、市販のものの方がいいかもしれないと僕は実は思っていて、そういった意味では。
塾の先生に教えてもらうこと前提だと塾のテキストはいいんですけど、自分だけで完結するっていう時は、ちょっと面白おかしく楽しく勉強できそうな工夫がされてるものを探してみるっていうのは1つですよね。

そうですね

いや本当に辻先生のあの謎解きドリルあれは面白いです。いや思わず中身思い出すと笑っちゃうんですけどね。

あれ漫画本ぐらいの子供でも片手であのささっと見れるようなコミックサイズなので割と置いとくだけで食いつくっていうお母さん方の話もよく聞くんですよね。で、似たようなものっていうとあれですけどね、「ポケット○○」みたいな子供が置いとけばちょくちょく見るようなあのあんちょこ本みたいなやつ、あんなのでもいいですよね。

そうですねうんうん。

ぜひぜひ使いやすいものを。お勉強お勉強っていう塾のテキストを広げてっていう形じゃなくても使えるものを、是非準備してね。動画であるとか、動画はちょっと取り扱い注意ではありますけど、勉強の動画でよくできたものもあるので、親御さんの管理の元だと、社会だと割と、僕よくお勧めしてる「YouTube高校」っていう、日本史歴史のあのサイトがあるんですけど、それは詳しく歴史をこう紐解いていく動画とは別に、忙しい人のためのまるまるってシリーズがあって、「8分で分かる奈良時代」とか、奈良時代のことを8分でこうざーっと喋って、映像と共に完結してくれるっていうのもあって。
どちらかというとその社会人向けみたいな側面もあるんですけど、歴史の苦手な流れをつめてないお子さんがとりあえず明日、飛鳥時代、奈良時代をやるからこれだけ見ていこうみたいな使い方もできそうなチャンネルもあるので、その辺りもうまくいろんなものを活用いただければと思いますね。

そうですねはいはい

ということで、学年別と言いますか4,5,6年夏期講習、夏休みについてお話してきましたけども、西村先生、何か最後に一言、皆様にありますでしょうか?

そうですねいやこういう話というのは、結局のところ何を勉強してくださいっていうことが中心になるんですよね。ところが、こういう何をという話をしながらもどうしてもその子供たちが勉強するマインドと言いますかね、それを支えるもの、つまり、ご家庭ですよね。ご家庭の雰囲気を非常に大変な夏だからこそ温かくしておいてほしいと言いますか、和やかな雰囲気を保っておいていただきたいなっていう風に思うんです。

結構ね「大変ですよ大変ですよ」って話が多いので、お母さんお父さんの方が「あなた大変なんだから、夏頑張らなくちゃだめよ」って、これから1ヶ月言い続けて夏までにお子さんがちょっとあの嫌気がさしちゃうみたいなことになっちゃうと逆効果なのでね。先ほどの6年生2人組の例もそうですけど、ゲーム的な要素というか遊び的な楽しみの要素って絶対受験勉強の中にも必要ですもんね。夏とはいえ。

そうですよね。

なので、是非、ご家庭の方でも色々工夫なさってね。お家で過ごす時間をできるだけストレスなくと言ったら変ですけど、楽しく勉強できるようなあのツールであったり環境であったりってこと考えていただければ、いい夏を過ごしていただけるのではないかと
ということで今日は西村先生どうもありがとうございました

こちらこそありがとうございました

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