【中学受験】夏休みがチャンス!朝学習の効果と習慣化のポイントとは
今回の動画では、2023年7月16日に行われたセミナーより、朝学習を習慣化するポイントをお送りします。
夏休みは朝学習を習慣化するチャンス。
ぜひ取り組んでみてください。
なぜ朝学習がよいのか
なぜ朝学習が良いのか、いくつか理由はありますが、 やはり寝ている間に記憶が整理されるというのが一番大きなポイントです。
昨日学んだことが睡眠中にひと通り整理されているため、朝はすっきりした頭で学習に取り組むことができます。
もちろん寝ることによって、体力的にも疲れが取れているので、すっきりした頭と体で学習に取り組めるという利点があります。
睡眠によって記憶が整理されるということは、寝る前にその日に学んだことを整理しておくことで、より朝学習(だけでなく学習サイクル全体)を充実させることができます。
つまり 朝学習は「夜のまとめ 学習」とセットで考えるといいと思います。
朝学習の習慣は睡眠の管理にも役立つ
朝学習の習慣がついていると、朝学習の時の様子でお子さんの体調や睡眠の質をチェックすることができます。
高学年になり、塾の復習や宿題でついつい 夜寝るのがが遅くなったり、睡眠時間が短くなると、朝学習の時間に集中できない、朝起きることができない、といった問題が出てきます。
朝学習の時間の様子が、お子さんの就寝時間や睡眠時間を考え直すきっかけになった、という事例は多くあります。
朝学習を習慣化するコツは
僕の経験上、朝学習 を習慣化しているお子さんは、他の学習も習慣化しやすい傾向にあります。
つまり学習を「ルーティン化」しやすいということです。
朝学習をルーティン化することができた子は、その成功体験を他の学習にも活かせるケースが多いのです。
では学習を習慣化するコツは何かというと、「その時間に何をするか」ということが 具体的に決まっている(そしてお子さん自身も認識している)ということです。
朝学習で具体的に何をやるかは自由でいいのですが、多くのご家庭では計算や漢字、そして語句の学習などをしているようです。
親御さんも忙しい 時間帯だけに、お子さんが「自走」できる学習を中心に行う時間にしているようです。
ただし、ごくはじめのうちは、親御さんが関わることもよいことだと思います。
たとえば、前の日の夜に学習した内容をお子さんと会話しながら思い出してもらう、こういったことから朝学習をスタートするのもいいでしょう。
朝学習に使う時間は30分程度というご家庭が多いようですが、これから朝学習を習慣化するのなら、まずはもっと短い時間からでもスタートしてみるのもいいと思います。
学年が上がってやるべきことが増えていくと、結果として 30分程度に落ち着くことが多いようです。
寝る前にその日に学習したことを振り返る時間、そして睡眠によって頭がすっきりした状態で行う朝学習は、お子さんが中学受験する、しないに関わらず、大きな財産となります。
また動画では、夏休みが朝学習の習慣をスタートするチャンスでもある、ということを説明しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。