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中学受験 ケアレスミスはなおるのか?どう付き合っていけばいい?

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公開: 最終更新日:2021年07月20日

中学受験において、受験結果を左右しかねないのが、ケアレスミスです。
分かっていたのに点数を稼げないというのでは、合格から遠ざかってしまいます。
しかし、逆にケアレスミスの原因を考え、なくすための方法を具体的に考えることは、お子さんが合格にぐっと近づくポイントにもなるのです。
ここではケアレスミスの原因、なおすためのポイントなどをご紹介していきます。

それってほんとうにケアレスミス?

ケアレスミスだと思っていた陰に別の問題が潜んでいることがあります。
単純な計算ミスだと親は思っていたものが、計算するための知識が不足していたということもあるのです。
足し算、引き算と掛け算、わり算が両方入っている計算問題で、足し算の方を先に計算してしまうのは、ケアレスミスではないかもしれません。
単純に掛け算を先にするということを知らない知識不足という可能性もあるのです。

子どもは、怒られると思うと委縮して何も言わないことがよくあります。
原因が別のところにあると本人は分かっていても、ケアレスミスで片付けた方が怒られないと思えば、隠してしまうこともあります。
その結果、知識不足や練習不足のままになってしまうことがあるのです。

そうならないためには、間違った問題を安易にケアレスミスと決めつけないで、原因を探る必要があります。
大人から見れば簡単な問題でも、子どもにすれば読み取るのが難しいという場合もあります。
理解度を計るためにも間違った問題に再度挑戦させて、間違った理由がなんであるかを追求するといいでしょう。

ケアレスミスをなくす第一歩は?

ケアレスミスをなくすためには、まず正確さを優先することです。
速く解かなくてもいいので、正確に解答できるように心がけます。
お子さん本人が理解している問題であれば、ゆっくり解けば正解を導き出すことができる可能性が高いでしょう。
落ち着いてゆっくり解くことで、まずは正確さを手に入れます。

正確にできるようになると、徐々に速さを身につけていきます。
はじめから速く解こうとするとケアレスミスをしてしまう原因になります。
正確にできるようになってから、速く解くという手順です。
これは楽器の練習に似ているかもしれません。
楽器は、まず正確に演奏することが大事です。
正確に演奏できるようになって初めて、速く演奏する練習をすることができるようになります。

はじめから速く演奏しようとしても、正確な演奏にはなりません。
正確な演奏を繰り返しているうちに慣れてきて、正確で速い演奏ができるようになるのです。

ケアレスミスは正確な作業を何度も繰り返すうちに、解消されていきます。
正確に解答して、段々と速さも手に入れていきましょう。

どの科目にも応用できる「読み間違い」の撲滅法とは?

読み間違いは、ケアレスミスの中でも多いものです。
読み間違は、どのように減らし、なくすことができるのでしょうか。

実は、読み間違いを無くすためには音読が効果的です。
声に出して読んでみると、読み間違いをしていたという点に気づくことが多くあるのです。
読み落としていた問題条件なども、声に出すことで気づくことが増えます。

ただ、自宅学習の時には声を出せますが、テストの時には声を出すことはできません。
そのため聞こえるか聞こえないかの声で音読する練習をします。
その声をだんだん小さくしていき、最終的には音読するように黙読することが目標です。

頭の中では自分の声で問題を読んでいるようにするのです。
その自分の声で読み間違いがないかを確認するようにします。
頭の中で自分の声を聞くということは、問題を解いている自分を客観視するという意味でも重要です。

黙読できるようになっても、引き続き音読の練習は並行して行うといいでしょう。
自分の声で問題を読み上げることで、問題の理解度が増します。
このような訓練を続けることで、ケアレスミスは減っていきます。

  • それが本当にケアレスミスかどうか考える
  • 速さよりも正確さを優先する
  • 問題文を声に出して読んでみる

以上のことを実行して、ケアレスミス撲滅を目指してみてください!

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