【中学受験】お子さんのテスト結果で親御さんが気になること
中学受験情報局では、定期的に「オンライン個別相談会」を開催しています。
主任相談員の西村則康先生、辻義夫先生、小川大介先生たちをはじめ、相談員の先生方にマンツーマンでご相談にできる、貴重な機会です。
その「オンライン個別相談会」でも多いご相談が、お子さんのテスト結果に関するものです。
ここでは、お子さんのテスト結果を親がどのように受けとめればいいか、そしてその対応法などについて考えてみたいと思います。
ミスや間違いはどの子にもある
「あれだけやらせたはずなのに、テストでまた間違っている」
「いつも1番の計算でミスばかりする」
「できていたはずなのに、実力テストではできなくなっている」
といったお悩みが、実は上記の「オンライン個別相談会」においてもっとも多いご相談の1つです。
親としては、一度はわかっていたはずなのにテストでできなかったり、当然お子さんの実力から「間違うはずがない」問題を間違っているのを見ると、「どうして?」という気持ちになってしまいますね。
ここでそんな気持ちのままお子さんに接すると、ついつい「どうしていつも同じようなミスばかりするのよ!?」となってしまいがちです。
そんなときに思い出していただきたいのが、どんなに「できる」子であっても、やはり多かれ少なかれミスをするということです。
ミスをするのはお子さんの性格のせいでも、あるいはお子さんが勉強をサボっているせいでもありません。
どうやって対策するかを冷静に話し合う
「どんな子でもミスをする」 そんな前提に立ってわが子の答案を見ると「どうして間違ったのか」を冷静に見極められるようになってきます。
「そもそも解き方を知らなかった(忘れていた)のか」
「解き方、考え方は分かっていたけど計算ミスをしたのか」
「問題の夜道替えをしていたのか」
間違いの原因は様々ですね。
間違いの原因によって、対策もさまざまです。
解き方を忘れていたなら、一度理解した解き方を忘れないように一定期間をおいて「繰り返し」を行う学習サイクルを考えることができます。
計算ミスをするなら、どんなときに筆算を使、どんなときに使わないかを決めるといった対策が考えられます。
「どうして?」 と焦る気持ちから開放されれば、取れそうな対策がいくつかあることに気づくこともできるかもしれませんね。
動画ではそのあたりの気持の切り替え方も、具体的に説明しています。 ぜひ動画で確認してみてください。
伝えにくいことは先生から
とはいっても、やはり親は冷静でいられない部分がどうしてもあるものだと、辻先生は言います。
冷静にミスの対策や点数アップのための声かけをしたいけど、どうしても感情的になってしまう。
はじめはいいのだけど、お子さんの方もだんだん感情的になって、最終的にはケンカになってしまう。 そんなご相談もとても多いのだそうです。
親御さんからうまく伝えられそうにない場合こそ、塾の先生などまわりにいる方を頼りましょう。
親御さんが気になっていることを具体的に先生に伝え、先生から話をしてもらうのです。
親に言われたら感情的になってしまうお子さんも、先生から同じことを言われれば冷静に受け止められたりするものです。
まわりにいる方、塾の先生以外に個別の教室に通われているならそこの先生でもいいですし、家庭教師を利用しているならその先生でももちろんいいですね。
ぜひ動画を参考に、お子さんのテスト対策を考えてみてください。
中学受験情報局では、受験に役立つ勉強法やお役立ちの話題を動画でお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
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