【中学受験】過去問のやり方に関する3つの疑問にお答えします
今回の動画では、6年生の過去問への取り組み方についてお話ししています。
過去問はいつからやればいい?
過去にいつから取り込めばいいかという質問を、毎年夏休みが終わった頃から非常によくいただきます。
これが正しい、という 唯一の回答はないのですが、たとえば塾から「10月から取り組みなさい」と言われていたとしても、そこまで 何もしないのは危険です。
なぜかというと、お子さんによって受験校の数、受験計画などがそれぞれ様々なため、いつから過去問に取り組めばいいのかがバラバラだからです。
まずは今すぐやらなければならないのは、やるべき過去問の総数を知り、それを受験前までにこなすにはどれぐらいの時間が必要かを把握することです。
受験する学校の数×数年分ずつ×科目数(多くは4科目)、かなりの量をこなす必要がありますね。
それをまずカレンダーにプロット(どの学校の何年度の問題をいつやるか)していくことから始めましょう。
全部でどれぐらいの時間が必要かが分かれば、いつから始めれば間に合うかがわかりますね。
過去問に関する誤解について
過去問に関して「一度出た問題はもう出ない」という言い方をすることがあります。
この言い方はどのような時に使われるかというと、例えば過去問演習の際に間違った問題の解き方を「丸覚え」しようとしているお子さんをたしなめるようなケースで使うことがあります。
しかし 逆に「過去問をやることはあまり意味がないのでは」といった誤解を生むケースもあるため、 過去問に取り込む際の大切なポイントを、この項目ではお話ししています。
例えば「A中学校」で今年出題された問題は来年の「A学校」の入試で全く同じ形で出題されることはないでしょう。
しかしその問題と同じ問題が 他の学校で出題されたり、同じ問題ではなくても同じ切り口、似た考え方の問題が次の年以降の「A中学校」の入試で出題される可能性は大いにあります。
つまり大切なことは、過去問で編集した問題だけをできるようにするのではなく、同じような考え方で解く問題を見抜くことができたり、少し違った切り口で出た問題についても、共通点を見つけて解くことができる状態になることです。
動画ではこのことについて詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
どの学校からやればいい?どの年度からやればいい?
過去問を 演習する「順番」についても、ご質問をいただくことがよくあります。
お子さんにとって 第一志望校が最も難しい問題を出す(そして偏差値レベルが高い)学校で、併願校は第一志望校よりは易しいというケースは多いのではないかと思います。
その場合、順番としては第一志望校以外の学校から取り組むのが適していると言えるでしょう。
併願校や前受校の問題は、第一志望校の問題に比べると、やや 解きやすく感じることが多いからです。
つまり併願校の問題で基礎学力や「足腰」部分の確認、補強を行い、第一志望校に向けて徐々にレベル、得点力を上げていくという戦略です。
また第一志望で過去に「初見の問題」として 出題された問題が、数年後に 併願校である中堅校で出題された、といったケースもあります。
一方、同じ学校であれば古い年度のものから解くのが、 取り組みやすいでしょう。
古い年度の問題は、すでに 塾のテキストや模試に出題されている可能性が高く、お子さんが同じタイプの問題、似た切り口で考える問題を経験している可能性が高いからです。
この場合も注意していただきたいのは、第一志望校の過去問に取り組む順序は後であっても「 時間切れ」になって十分 第一志望の過去問を解かないまま受験を迎えてしまわないことです。
それにはやはり「どの学校の過去問をいつやるか」をしっかりカレンダー 上にプロットしておくこと が非常に大切になりますね。
ぜひ今回の動画を参考に、うまく過去問の演習を進めていただければと思います。