2017年度 開成中と桜蔭学園中の算数 入試問題を分析
関東の2017年入試も終わり、結果が出そろってきました。各難関校の出題は、難化したところもあれば易化したところもありますが、易しい問題でそつなく得点し、難しい問題では「取れるところを確実に取る」という「得点力」が必要なものだったようです。
御三家をはじめ、おもな首都圏の難関中学校の入試問題を、いち早く分析してみました。首都圏の難関中を第一志望とするみなさんは、ぜひこの分析を参考にして2018年の入試に備えてくださいね。
もくじ |
---|
1.開成中(東京都荒川区)
配点
60点(60分)
入試結果
受験者平均 | 40.1点(前年比+0.4点) |
---|---|
合格者平均 | 54.8点(前年比+1.1点) |
最高点 | 非公表(例年 非公表) |
出題分野
|
所感
昨年度、大問1で出題された「題意把握」問題が、今年度は大問2で出題されました。今年度は小問(1)の問題文そのものが問題全体を解くためのヒントとなっていましたので、説明にあたる問題本文と小問(1)を読む精度が成否を分けたように思われます。2枚目の大問3、4は受験勉強で学んだとおりの解き方で正解できる問題でしたので、大問1を含めたこの3問での失点を少なくすることが大切となる問題でした。
2.桜蔭学園中(東京都文京区)
配点
100点(50分)
入試結果
受験者平均 | 未公開(例年 非公表) |
---|---|
合格者平均 | 未公開(例年 非公表) |
最高点 | 未公開(例年 非公表) |
出題分野
|
所感
計算力と書き出しを中心とした、これまでの桜蔭中と同じ傾向の問題でした。切断をテーマにした大問Ⅴを除くと、計算を書き出しの正確さ、速さが勝敗を分ける問題となっています。大問Ⅴの切断も1回切断ですから、過去の難しい切断問題に対応できるような練習を積んできた受験生には、これもやさしく感じられたことでしょう。自分が解きやすい問題から順に、できるだけ正確な解答を制限時間内に作ることが求められた入試といえそうです。
かしこい塾の使い方のメルマガ会員様には、上記の学校以外に加え、麻布・女子学院・駒場東邦・雙葉・武蔵・筑駒の2017年中学入試分析も公開しています。
会員の方は専用のパスワードを入力して、2017年中学入試分析をご覧ください。
会員ではない方は、無料メルマガ会員登録をお願い致します。
無料メルマガ会員登録とは?
無料メルマガ会員登録をすると、会員限定の記事を読むことができるほか、最新情報のメールマガジン配信や、特別セミナーのご案内など、会員限定の特典をご利用いただけます。