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中学受験の面接を上手に攻略

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公開: 最終更新日:2021年07月26日

中学入試の面接では何を聞かれるの?

昨今の中学受験では面接の場を設けている中学はさほど多くありません
帰国子女枠を持つ私立中学などでは別途面接を必須としているところが多いようですが、基本的な姿勢として入学選抜試験による点数を重視する学校がほとんどです。

お子さんと保護者が同時に面接に当たる場合もあれば、お子さんはグループ面接、保護者は単独と言ったようにバラバラに面接という場合もあります。年度によって募集要項が変わることもありますから、詳細は志望校の募集要項をしっかりと確認するようにしましょう

多くの場合、面接時に質問される代表的な内容は下記のようになっています。

  • ・ご家庭での教育方針
  • ・本校の志望理由
  • ・通学時間
  • ・親元からの通学かどうか確認
  • ・ご家庭でのコミュニケーションのとりかた
  • ・親から見たお子さんの性格
  • ・お子さんのご家庭での役割
  • ・自分の長所など自己紹介
  • ・最近気になったニュース
  • ・中学校に入ってからの夢、目標
  • ・小学校の思い出、友だちのこと
  • ・他の中学校を受験しているかどうか

 

それぞれの質問は面接官の聞き方で行われますが、基本的には慌てず落ち着いて、嘘がないよう丁寧に答えることが大切で、質問への返答内容はあまりに突飛で非常識でなければ、これが正解だという答えがあるものではありません

集中して、面接官へ真摯に答えることを意識して取り組みましょう。
特に、お子さんへの質問へお母さんが慌てて答えてしまうとか、お子さんが答えた内容を無意識に真っ向否定してしまう、キリスト教系の学校なのにその指導方針を真っ向否定してしまうといったような凡ミスがないようにしたいですね。

動揺して頭が真っ白になってしまって何を言っているのかわからない、ということがないように、事前に何度かロールプレイしておきたいところです

中学入試の面接での服装は?

他のお子さんはどんな服なんだろう、私はどんな服がいいのかしら?
面接での服装はどうしても気になる点の一つです。普段の服装で、と指示されている学校もありますが、面接当日周りの服装が気になって面接が上の空になってしまうと元も子もありません。

制服のある小学校ならお子さんは制服で、もし制服が無い小学校なら、入学式や卒業式を思い出して、今から中学生になるお子さんの凛々しさが伝わる服装が良いでしょう。

ブレザーなどが選択肢に上がると思いますが、中学受験と面接が同じ日の場合は入試を主に考えましょう。腕が動かしにくいピッチリしたブレザーでは入試に集中できないかもしれません。

その場合はブレザーを脱いで試験を受けても寒くないように、カーディガンやセーターなどで調整できるようにしておきたいですね。

保護者の服装は一般的なスーツやジャケットがおすすめです。
冠婚葬祭を思わせる黒ではなく、グレーや紺色などのスーツやジャケットで、ジーンズなどのあまりにカジュアルな服装は避けておきましょう。

上品で、中学受験生の父親、母親としての安定感を感じさせる服装を意識していただきたいと思います。
同様の理由で、アクセサリーは最小限で華美でないものにしておきましょう。

お母さんの中には張り切ってネイルを仕上げてくる方もいらっしゃるようですが、派手にならない長さでナチュラルな色にしておくほうが無難です。

中学受験の面接での話し方

面接は概ね10分程度のことがほとんどです。
その時間の中で面接官はお子さんの普段の様子やご家庭での様子、これから学校に協力的なスタンスでお子さんの成績向上を考えてくださるかどうか、などを確認していきます。

多少詰まったり言い間違えたりしても問題はありませんので話し方を極端に意識する必要はありませんし、面接で大幅に減点されてしまうこともほぼありません。
が、服装と同じくあまりに話し方が常軌を逸しているとよろしくありません。

丁寧に、そして面接官との意思疎通がしっかりと出来るように、尚且つこの学校に合格したいという熱意がきちんと伝わるように話しましょう。

 

以上、「中学受験の面接を上手に攻略」というテーマの記事でしたがいかがでしたか?
中学受験勉強を進めていく中で、面接のある学校を選択するなら面接がマイナスになるとは考えず、合格したいという熱意を伝えるチャンスがあると考えて、丁寧に、でも神経質にならずリラックスして臨むようにしたいところです。

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