子どもが嫌がる習い事は今すぐにやめさせる!? 上達させるよりも大切な、習いごとをさせる時の親の心得
習い事は続けてこそ力になる?子どもが嫌がる習い事はすぐにやめさせるべき
お子さんは今、どのような習い事をしているでしょうか。
習字やそろばん、ピアノやサッカー。習い事は数え切れないほどたくさんあり、どれもこれも習いたくなる好奇心旺盛なお子さんもいらっしゃるでしょう。
最初に習いたくなる動機も様々です。
友達が習っているから、親御さんの勧め、自分から興味を持ち、習得したいと思ったから。
動機は何であれ、新しい環境に飛びこむことは素晴らしいことです。
楽しく、やりがいもあり、ずっと通いたい!と思える習い事に出会えるのが一番ですが、最初は楽しく習っていても、やっぱり合わないと思うこともあります。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか。
自分から始めたいと言ったからには結果を出すまで続けさせるご家庭もありますが、塾ソムリエの西村先生のお話によると、これはあまり得策ではないそうです。
親はただ見守って励ますことが、大きく後伸びする子にさせる
習い事をするうえで一番よくないことは、なかなか上達しない、サッカーでレギュラーになれない、といった理由で、親御さんがお子さんを叱ってしまうことです。
せっかく習わせているのに上達しない、さらにはお子さんのモチベーションも上がらないとなっては、歯がゆい気持ちになってしまうのも良くわかります。
勉強も同じですが、目に見える結果として、できないことばかりが目についてしまいがちです。
でも、目に見えてわかりやすい面以外でも、お子さんは成長しているものです。
お友達が増えた、基礎を学んだ、できなかったことができるようになった、できないことを自覚できるようになった、などお子さんの成長にとってはとても良い、大きな変化です。
その変化に気がついた時は、必ず褒めてあげてください。
習い事は週に何回させるのが理想?
よく質問を受けるのが習い事の回数です。
たくさん掛け持ちをして、1週間が習い事でうめつくされ、大人でもびっくりするようなスケジュールのお子さんもいらっしゃいます。
こうなっては心身ともに休まる時間がありません。
本来の目的はなにか、本当にお子さんは楽しんでいるのか、この点をしっかり考えてから始め、そして続けるかどうかを検討することが大切です。
習い事が多すぎると、「やらされ感」が強くなることもあります。
「好き」「得意」で「やりたい」ことから選ぶのが理想的ですね。
親御さんの支えがお子さんのやる気につながる
習い事はそもそも必ずしなければいけないものではありません。
お子さんが楽しく、ワクワクした気持ちで取り組めることであれは、自然と吸収し、成長していくもの。
お子さんがいちばんやる気になるのは、大好きなお母さん、お父さんから褒められることです。
「練習しなさい」「◯◯しなさい」など指示語ばかりになってしまうと、お子さんのモチベーションも上がらず、楽しいはずの習いごとも楽しくなくなってしまいます。
勉強面でも、お母さん、お父さんの言葉が指示語ばかりになれば、お子さんは自発的な学習をしなくなります。
ほめる回数を増やしたり、お子さんのできるところをきちんと言葉で伝えてあげる(ちゃんと言葉にすることが大切です)。
そうすることで、より、お子さんはやる気になり、自信をもって取り組むようになります。
習い事は、はじめてみて楽しそうだったら続ける。イヤがっていれば無理強いはしない」を原則に、お子さんの意思を尊重しながら、学習面意外の成長も観察してあげてくださいね。