【動画】6月〜夏休みまでに考えておきたいこと
長い中学受験の勉強期間の中でも、特に受験学年である6年生の夏休みは「受験の天王山」と呼ばれるほど重要だと言われています。
受験生の親としては、ぜひこの期間は我が子に特にがんばって欲しいと思うものですが、この動画ではその夏までに考えておかなければならないことを説明しています。
ポイント1 夏期講習会のカリキュラムは「総当たり」
塾によって、カリキュラム進度にはややばらつきがあります(サピックスや浜学園などは速く、日能研はゆっくり、など)が、6年生の夏期講習が始まるまでにはすべての学習を終えていると考えてよいでしょう。
つまり6年生の夏休みは「受験期間に学んできたことの総復習」であり、志望校に向けての入試対策のスタートでもあります。
そのような位置づけの6年生の夏期講習は、扱う内容も当然「これまで習ってきた内容のすべて」となります。
ひと夏かけて、これまでの内容をすべて復習していくのです。
もちろん夏期講習の内容に沿って勉強を進めていけばいいのですが、あまりに範囲が広すぎて目まぐるしいのも事実です。
「講習会で復習するから安心」ではなく、講習会で混乱しないよう、不安のある単元はある程度夏までに見直す機会をとっておくといいですね。
また動画でも説明していますが、算数・国語とくらべて理科や社会は時間数が少ないため、講習会で「スルー」される単元もけっこうあるのです。
お通いの塾の夏期講習のカリキュラムを確認し、おうちでやるべきことを確認、心づもりをしておくと安心ですね。
ポイント2 「天王山」とはいえ「やらせすぎ」には注意
「6年生の夏休みは受験の天王山」と言われると、なんだか親のほうが身構えてしまって「あれもこれも」という気持ちになってしまいます。
一方お子さんはと言うと(親から見ればですが)のんびりしたもの。
そこで親としてはどんどんお子さんに勉強させなくちゃ、となってしまいがちなのですが、さすがに6年生の夏とはいえ、あまりにも「勉強づくし」にしてしまうとお子さんのモチベーションも上がりません。
特に昨年に引き続き「コロナ禍」が続いていて、ただでさえお子さんの方もストレスを感じています。
うまく息抜きの時間を設定し、お子さんのやる気が持続するようなサイクルを作ってあげたいですね。
ぜひ動画を参考にしてみてくださいん。
ポイント3 志望校対策が始まるのが6年生の夏
6年生の夏といえば、志望校への対策が始まる時期です。
浜学園のように、夏期講習自体が志望校別のクラス編成になる塾もありますね。
過去問の演習が始まるのもこの時期で、サピックスでは夏休みの間に宿題として、いろいろな学校の過去問を解いて提出するという宿題が例年出されるようです。
そして本格的な志望校別特訓が多くの塾で始まるのが、夏が終わった9月から。
志望校別の特訓コースが設定され、日曜日にはそのコースでの勉強が始まります。
(志望校の特訓コースがない!という場合の対処法は、別の動画で解説します)
ここで気をつけたいのが、志望校別コースに入るのに資格審査がある塾とない塾があるということです。
資格審査があれば、当然資格(多くの塾では基準偏差値が設定されます)に足りなければ志望校のコースで授業を受けることができません。
また逆に資格審査がなければとにかく希望すれば受講できますが(サピックスなどがこれにあたります)、受講すれば合格できるというものではなく、ご家庭での「見極め」が必要になるという難しさがあります。
動画ではそのあたりのことも説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
中学受験情報局では、中学受験を目指すご家庭に役立つ動画を配信しています。
ぜひチャンネル登録をお願いします。