中学受験をするのに役立つ幼少期からの習い事とは?
習いごとはいつから?
お子さんが小さなうちは、いろんな可能性を大切にしてあげたいと、あれこれと習いごとをさせるお母さんも多いです。 芸事やスポーツなど、幼児の頃からさせるのが有利とされるものもあれば、もう少し大きくなってからでも、というものもあります。
たとえば幼稚園、小学校1年生、2年生くらいでは、抽象的な文章問題は、ほとんどのお子さんには理解できません。しかし無理やり教えられるとどうなるかというと「この数字を公式のここに当てはめればいい」という反応をしだすのです。
この姿勢が癖になってしまうと、なんでも「とりあえず当てはめる」というふうになってしまい、小学校高学年になってから「熟考」することがなかなかできず苦労することになるのです。
あまり小さいうちから、一週間の予定を習い事で埋め尽くすのは考えものですが、好きで打ち込める習い事ができたのなら、できれば続けさせてあげたいものです。
中学受験をする小学生なら、多いのは野球やサッカー、水泳、バレエなどでしょうか。
さすがに6年生になると、塾が忙しくて「一旦お休み」する必要があるかもしれません。その場合、受験が終わったら再開するかどうか、お子さん自身に決めさせてあげるとよいですね。
もしかしたら、それが一生の趣味になるかもしれません。
勉強に役立つ習いごと?
どんな習いごとにも、多かれ少なかれ勉強に役立つ要素があります。
習字は単に字をきれいに書く、ということにとどまらず、一定の姿勢を長い時間保つ力をつけてくれます。この姿勢を保つ力は、集中して勉強に取り組む際に大いに役立ちます。
将棋や囲碁などは、頭の中での試行錯誤、三手先、五手先を見通す力、頭の中で高度に試行錯誤する力をはぐくむことができます。これは算数での「数の性質」「場合の数」といった単元で大きな力を発揮する素地となり、算数が得意なお子さんはこうしたゲームが好きなお子さんが多いですね。
また上記の習字、将棋、囲碁や武道系の習いごとは、能力の部分以外にマナーもしっかりしていますから、情操教育の面でも効果を期待できそうです。
一見勉強とは直接関係なさそうな習いごとでも、意外なとことで役立つ習いごとは多いものです。検討する際にはそのようなことも選択基準に入れていいでしょう。