中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

清風中学校

偏差値
男子 59

学校の特徴

中高一貫の私立男子校で、建学の精神は「徳・健・財」。世の中のために尽くす人間になるために勤勉努力する人材育成を目指す。黙想、般若心経の読経が毎朝の朝礼で行われ、著名人などが訪れ、訓話をすることもある。夏休みの富士登山や卒業時の100km歩行など特色ある行事もある。部活動もさかんで、体操部やテニス部、陸上部の実績は顕著。大学受験にも力を入れており、毎年300人ほどの国公立大学合格者を輩出している。

学校概要

創立 1932年
学校長 平岡宏一
所在地 大阪府大阪市天王寺区石ケ辻町12-16
アクセス 近鉄阪神なんば線「大阪上本町駅」徒歩3分、地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」徒歩7分、JR大阪環状線「鶴橋駅」徒歩12分

入試概要

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入試傾向

試験は1月16日(土)に①前期試験、②前期プレミアム・理Ⅲ選抜試験が行われ、1月18日(月)に③後期チャレンジ選抜試験、1月19日(火)に④プレミアム最終選抜試験・⑤国際コース選抜が行われる。

①前期試験、③後期チャレンジ選抜試験

4科または3科型(国語・算数・理科)が選択できるが、どちらの場合も国語・算数/50分120 点満点、理科・社会/40分80 点満点で受験し、

3科型の場合は、合計点×1.25=400点満点で合否が判定される。

4科型の場合は、4科合計点、もしくは3科合計点(国算理・国算社それぞれの場合)×1.25で400点満点に換算した点数

この3つの中で、最高点となるものを最終成績として採用し、合否判定が行われる。

(※その他に面接あり)

②前期試験プレミアム・理Ⅲ選抜試験

国語・算数の2科目。どちらも50分120点満点。(※その他に面接がある)

④プレミアム最終選抜試験・⑤国際コース選抜試験

国語・算数・理科の3科目。国語・算数は各50分120点満点、理科は40分80点満点。(※その他に面接がある)

国語

・①前期試験、③後期チャレンジ選抜試験
基本的に大問3題。1が文学的文章、2が説明的文章、3が漢字の書き取り問題である。

大問3の書き取りが非常に特徴的で、短い文章を読み、各設問で指定された意味を表す言葉を文章中から探し出し、それを漢字に直して書く。このスタイルはなかなかめずらしいので、過去問演習はもちろん、塾や家庭教師の先生に同じ形式で問題を作成してもらいよく演習しておくと良い。

・②前期試験プレミアム・理Ⅲ選抜試験・④プレミアム最終選抜試験

大問2題。1が文学的文章、2が説明的文章。
大問2は要約問題。素材文はボリュームがあるので、読むスピードも必要。

◆どの受験パターンの場合も、素材文自体の難易度はそれほど高くなく、韻文も出題されない。多くが記号選択問題で、記述もせいぜい50字程度のものが数問なので、基本的に8割以上は確実に得点したい。

問われる内容も、文学的文章の場合は登場人物の心情、説明的文章の場合は要約など非常に基本的なものだが、問い方にはしばしば当校の個性が出ている。

過去問演習を十分に行っておこう。また、各塾の語彙集などを利用して、毎年書き取りと合わせて必ず問われる語彙力も付けておきたい。

当校の国語は準備次第でかなりの得点源になる。

算数

高得点を狙いやすい国語と比べ、算数はやや難易度が上がる。

大問1では計算問題や数・平面図形などの一行問題が4,5問。こちらは基本的な問題で非常に易しいので、決して落としてはいけない。大問3以降では応用問題が扱われる。

受験算数で頻出分野の「速さ」「図形」は当校でも必須。その他に、「場合の数」もよく出題されるので注意。

希望の受験コースにより対策を変えることが得策である。標準コースならば、頻出分野の基礎の定着を徹底しておくこと。理数コースならば、基礎に加え応用力を付けておき、特に図形は平面・立体だけでなく、回転体なの問題にも対応できるようにしておくこと。最高レベルの理Ⅲコース希望ならば、多くの生徒が苦手とする場合の数まで得意分野にしておきたい。

※前期試験・後期チャレンジ選抜試験での理Ⅲ合格者のうち、成績優秀者は手続き完了後のクラス編成時に理Ⅲプレミアムクラスへの指定となる場合がある。

理科

どの受験パターンの場合も、基本的に大問6題。

基礎知識が必須であり、知識なしでは手も足も出ず、計算式すら立たない問題も多い。また、グラフやデータを読み取り、その内容を利用して解く問題も多い。

レベルは、前期試験は知識中心で標準的。後期選抜試験やプレミアム最終選抜試験は単純な知識・計算だけではなく、思考力が問われるためやや高いといえる。

出題分野の偏りは受験パターン(コース)によっても、年度によっても、大きく異なっている。対策は立てづらく、どの分野もまんべんなくしっかり学習しておく必要がある。生物の分野は特に細かい知識まで身につけておきたい。

社会

理科のようにコースや年度により大きく異なるような分野の偏りはなく、基本的に地理・歴史・公民のどの分野からもまんべんなく出題されており、難易度は全体的に標準的で解きやすい問題が多い。

出題形式は記号選択(正誤問題)と空所補充(数問)が中心で、長い記述問題は見られない。算数や理科に比べると高得点を狙いやすい科目といえる。

ただし理科同様、データやグラフを扱う問題は多く、出題の仕方もやや個性的なので、過去問演習を怠らず、そのような問題によく慣れておきたい。

過去には時事問題が出題された。普段から新聞やネットでニュースをチェックし、自分なりに調べ、考えたりまとめたりする習慣を付けておこう。

◆当校では、入学試験を複数回受けた場合W受験者特典が適用され、得点に10点が加算された上、面接試験が免除される。かなり優位な条件になるため、当校志望の場合はよくホームページを確認しておこう。

◆上記②・④・⑤の試験において、理Ⅲプレミアムクラスまたは国際6か年コースの合格者は成績上位各10名程度を特別給費生として認定される。特別給費生とは、学園のリーダーとなるべき生徒で、品行・成績不良等により資格を取り消されない限り在学中(中高6年間)の授業料が全額給費される。合わせて確認しておこう。

学校ホームページ

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