理系アタマになるための問題への取り組み方
中学受験塾では、小学校の勉強に比べて非常にレベルの高い内容を勉強します。
これは中学入試の問題が非常に高度な内容になっていることが原因ですが、中でも理系科目は親御さんが教えるのも難しいレベルの問題がどんどん出てきます。
親御さんとしては、できればお子さんの「理系アタマ」を育んであげたいと思うのではないでしょうか。
今回の動画では、主任相談員の辻義夫先生が「理系アタマを育てるための問題への取り組み方」を解説します。
問題の「解き方」がわかるのは大切なことですが・・・
動画では、割合と比の文章題を一問ご紹介しています。
「太郎くんと次郎くんのはじめの所持金の比は7:5でした。
その後太郎くんが次郎くんにお金を400円渡したので、2人の所持金の比は4:5になりました。
はじめの太郎くんの所持金は? 」
という問題です。
もちろんこの問題にも正しい解き方、考え方があるのですが、それを学ぶことよりも大切なことがあると辻先生は言います。
この問題を解くときの最大のポイントは?
上記の問題の解き方を動画の中では説明しているのですが、解き方、考え方を覚える以前に「この問題の解法の最大のポイントは何か?」を考えることが大切だと辻先生は言うのです。
上記の問題の場合、太郎くんが次郎くんにお金を渡すだけなので、2人の所持金の合計は変わらず「和一定」であるということが最大のポイントです。
2人の所持金の合計が変わらないので、2人の所持金を表す線分図は並べて書き、お金の移動をそこに書き加えて考えるところがポイントなのです。
このあたりも、ぜひ動画でご確認くださいね。
今週の授業のテーマ、1問の問題を考えるときのポイントを常に考えて
上記のように、日々の授業や家庭学習の中で「今週の授業のテーマは何か」「この問題の解法のポイントは何か」を常に考えることが、理系に強い「理系アタマ」を育む上で最も大切だと辻先生は動画で解説しています。
中学受験の算数、理科を指導して30年、「知らない間に理系科目が好きになる」と言われる辻先生の経験からも、やはり「単に解き方を覚える」だけでは「理系アタマ」は育たないというのが結論のようです。
ぜひ動画を参考に、お子さんの理系科目の受験勉強を実りあるものにしてあげてくださいね。
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