暗記学習から勉強のしかたを変えよう
5年生になって成績が下がりました
「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」ユーザーの方から、ご相談のメールをいただきました。
内容は、以下のようなものです。
「4年生のときは親がついていたのですが、5年生からは自分で勉強させるようにしました。
すると、偏差値が10くらい下がりました。
勉強のしかたが受け身になっているようで、復習テストでは点が取れるのですが、公開テストではとれません。
『なんでこんなに成績が落ちたと思う?』と聞いても、黙ってしまいます。
勉強にハマれればいいのですが…」
5年生になったら成績が下がったとのことですが、その原因は自分で勉強させるようになったことよりも「勉強のしかたが受け身になっている」ことかもしれません。
暗記学習とは?何がいけない?
学習に暗記はつきものです。
社会科などは「暗記科目」と呼ばれています。
では「暗記学習」と呼ばれるのはどんな学習なのでしょう。
よく「暗記学習」と呼ばれるのは、復習テストでは点が取れるけど、実力テストでは点が取れない勉強法です。
なぜ実力テストで点が取れないかというと、宿題をこなすことに追われて「解き方を覚えて来週のテストでなんとか結果を出す」という勉強に陥っているからです。
「解き方を覚える」勉強なので、勉強の中に「考える」という要素が少なく、できたはずの問題が時間がたつとできなくなっているというものです。
4年生くらいまではそれでもなんとかなるのですが、5年生くらいから成績が下がり始めます。
「暗記学習」から「考える学習」に
高学年で成績が下がるのを防ぐには、この「暗記学習」から「考える学習」に勉強のしかたを切り替える必要があります。
勉強から「丸覚え」をできるだけなくして、考える習慣をつけていかなければなりません。
動画では、この「暗記学習」から勉強方法を変えるポイントは「声かけ」と説明しています。
その1つが、勉強するときに「この問題のテーマは何?」と質問することです。
この問題のテーマは何かを考えることで、どうしてそのように解くのか、といったことを意識するようになるのです。
その他にも、勉強のしかたを変えるためのヒントがいくつか説明されています。
ぜひ動画を参考にしてみてください。
YouTubeチャンネル登録はこちらから。