理科の時事問題に強くなろう
中学入試の時期が近づいてくると多くなるのが、理科や社会の時事問題の話題。
「今年は◯◯があったから、来年の入試にはこんな問題が出る!」といった記事がインターネット上にもあがり、また塾からもアナウンスがあります。
中学受験の理科にはどんな時事問題がある?
社会科という科目では、時事問題はおもに政治や経済の問題が中心になりますね。
たとえば2019年では消費税が8%から10%に上がったのは大ニュースです。
また天皇陛下が即位され、元号が平成から令和に変わったのも大きな出来事です。
では理科において、時事問題とはどのような問題があるでしょうか。
まず第一に、台風や大雨などの気象の現象があります。
水害など大きな被害が出ることもあり、日常生活上でも大きな出来事です。
このような現象は、中学受験においてもよく扱われるテーマです。
地震についても同様に、くり返し入試問題のテーマとして扱われます。
近年、特に1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災などの震災は、地震を単なる「中学受験の勉強」ではなく身近にあるものとして学ぶきっかけとなりました。
その他、天体ショーや環境問題など、理科の時事問題にもさまざまなテーマのものがあります。
まずは知識をつけよう
理科の時事問題の特徴は、前年あるいは近年起こった出来事をテーマにしながら、出題内容としては普遍的な知識を問うものが多いということです。
昨年の台風による被害を入り口にしながら、実際に問われるのは台風に関する一般的な知識だったりします。
つまり、まずは身近に起こる自然現象についての一般的な知識をつけることが重要なのです。
日常生活でも、台風の「予報円」がどのようなものかを知ることで、天気予報をより上手に活用できますし、地震に関してもP波が初期微動を伝え、S波が主要動を伝えるという知識から、小さな揺れを感じたら次に来る大きな揺れに対して身構えることができるようになります。
時事問題を「自分ごと」として考える
時事問題を「中学受験に出るから覚えなくちゃ」と捉えていると、興味も持てずなにか「遠くの出来事」と感じてしまいます。
できれば日頃から、身の回りに起こる自然現象に関するニュースなどについて、家族で話題を共有してみてください。
近年の入試問題を改めてみてみると、それらを「自分ごと」として捉えているかを見るような問題が増えています。
動画では、身の回りの問題を「自分ごと」とするために家庭でできるくふうなどについてもお話ししています。
ぜひ参考にしてくださいね。
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