小5の最重要単元「割合」でつまずかないために
「もとにする量」「くらべる量」って大切?
サピックスの5年生は、ゴールデンウィークが終わってから夏休みまでの2か月間の間に「割合」(1)〜(4)を学習します。
つまり、割合の基本から応用まで、ほぼ一通り習ってしまうということです。
他の塾でも、5年生は「割合の考え方をマスターする学年」と位置づけられており、割合は図形や速さの単元とともに「小5で学習するもっとも大切な単元の1つ」となっています。
その割合の学習では「もとにする量」「くらべる量」といった言葉が出てくるのですが、これらの言葉がわかりづらくてつまずいてしまうお子さんが少なくありません。
動画で辻義夫先生は「言葉はさして重要ではない」と言っています。
では、割合の学習で最大のポイントとなるのは、何なのでしょうか。
結局「割合」とは
では「割合」の単元で最大のポイントとなるのは何かといえば「割合=『〜倍』であるということ」だと辻先生は言っています。
割合は小数、分数、そして歩合(「〜割、〜分」など)、百分率(〜%)といったいろいろな形で出てきますが、すべて「〜倍」という意味だととらえることが、最も大切だというのです。
すべて「かけ算の式に翻訳」しよう
「1200円の■割は360円」
という問題があるとすれば、「■割」という部分が「割合」です。
それが「〜倍」の意味だということですから、「1200円の■割は360円」という問題文は「1200×■=360」というかけ算の式に翻訳することができますね。
この式から■を求めるには、「360÷1200=0.3」と逆算することが必要です。
(答えは「3割」)
このように、「割合=〜倍」と常に考えることが大切だと動画では説明しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
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