【ユーザーの悩みにお答え】中小塾と家庭学習での中学受験 大手や個別を検討すべき?
今回の動画では、中学受験情報局のユーザーの皆様から寄せられたお悩みに、お答えする内容となっています。
5年生のお子さんとご家庭のお悩みの内容とは…
ユーザー様のお悩みの内容とは
『現在、「A塾」で算数と国語と理科を受講し、その他に社会と理科を予習シリーズを使って自宅学習しています。その他は毎月日能研や四谷などの公開テストを受けています。
偏差値は、日能研の実力テストで算数55、国語64、社会と理科は48程度です。
当初、大手塾を選ばなかった理由は、中学受験を迷っていたこと、スポーツの習い事に週4回通っているため時間が取れなかったことが理由です。
現在は、本人が「授業が楽しい自由な学校に行きたい」という気持ちがあり、公立校で内申にしばられるよりは、少し自由な校風の学校を探したいと思い中学受験を考えています。
志望校はまだ定まっていませんが、広尾学園、三田国際、本郷、芝、などの学校を見ているところです。
ただ、国語算数に関しては勉強については「A塾」+家庭演習で問題はなさそうなのですが、社会理科を定着させること、成績を伸ばすことがどの程度できるのか不安です。理科は進度がちがって点数が取れない部分もありますが(習った部分はそれなりに点数が取れていました)、社会は定着ができていないのだと思います。
また、「A塾」に通う大半の塾生が大手の学習塾との併用が多く、「A塾」では志望校別対策などはありませんし、受験に関する情報なども頂く機会はありません。もちろん志望校の相談などもできません。そして夏休みなど他の塾の夏期講習がある期間はお休みになります。
ただ、どうしても「A塾」を続けたい理由としては、通っている本人が塾の先生がとっても大好きなこと、その先生の授業を受けたくて楽しみに通っていることです。
そして、ギリギリまで、大好きなスポーツも続けたいと頑張っています。
今後、例えば夏期講習だけでも大手塾に通ったほうがいいのか、それとも個別指導などを併用したほうがいいのか、できる限り現在の「A塾」を残して無理ない方法を見つけられたらと模索している最中です。何かアドバイスをいただけましたら大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。』
大手塾と個別指導「どちらか一方だけ」という考え方を捨てる
ご相談にお答えする前の前提として、「A塾」と家庭学習だけで日能研偏差値が算数55、国語64、社会と理科は48程度というのは非常に優秀で、少なくとも「A塾」と家庭学習の効果が出ているということです。
ですので相談者様のご要望の通り『できる限り現在の「A塾」を残して無理ない方法を見つけられたら』という方向で差し支えないと思います。
ご質問では『夏期講習だけでも大手塾に通ったほうがいいのか、それとも個別指導などを併用したほうがいいのか』とのことですが、動画でお答えしているご提案は『大手塾と個別指導(家庭教師)のいいとこ取り』です。
「A塾」を継続しながらスポーツの習い事もできる限り続けたい、とのことですので、5年生の夏にはひとまず大手塾の夏期講習を「外部生」として受講しつつ、個別指導や家庭教師の体験授業も受けてみることもおすすめしています。
動画でもお伝えしていますが、大手塾と個別指導(家庭教師)を「両睨み」するメリットとしては、次のようなことがあります。
1. 講習会や志望校対策など、大手塾の持つノウハウやメリットを活用できる
2. 現在「A塾」と家庭学習だけで日能研のテストで一定の結果が出せているということは、日能研の講習会を受講しても効果的に学べるだけの基礎学力がついていると考えられる
3. 個別指導や家庭教師を必要に応じて活用することで、スポーツの習い事などでできた受験勉強の「穴」を効果的に保管することができる
4. 大手塾の「志望校別特訓」で第一志望校の専用コースがないケースでは、個別指導や家庭教師を活用して志望校対策(過去問指導)を行うことが効果的
5. 早い時期に信頼できる個別指導(家庭教師)を見つけておくことで、いざというときの「テコ入れ」を効果的に行える準備が整う
ざっと上げただけでも上記のようなメリットが考えられますので、大手塾と個別指導(家庭教師)のどちらか一方、と限定せず、どちらも活用し「いいとこ取り」をしていくことを目指されるのが良いように思います。
みなさんもぜひ動画を参考に、大手塾や個別指導(家庭教師)の活用や併用の可能性を考えてみていただければと思います。