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中学受験 上手な塾弁とのつき合い方 その工夫とは

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

中学受験を目指して塾通いをするお子さん。
場合によっては、長時間塾で勉強する場合もあります。

高学年になるにつれて、塾での遅くまでの学習も増えてきます。

そんな時に必要になってくる「塾弁」。

お母さんは、毎日の自宅の食事にプラスして、お子さんが塾で食べるお弁当を準備するのは大変です。
しかし、お子さんの身体は心配ですね。
中には共働きのお母さんもいらっしゃいます。

今回は、皆さんがどのようなことに気をつけているのかなど “塾弁の工夫”についてお話しします。

決めておきたいこと

塾弁に関して、やはり悩みとして多いのがメニューです。

塾でお弁当を食べる時間は短いので、食べやすいものを選んであげたいですね。

塾でお弁当を食べても、帰宅した頃にはお腹がすくお子さんも多くいます。
夜遅くにあまり食べさせない方がいいとは思いつつも、空腹ではなかなか寝付きもよくないので、食べさせる場合もあると思います。
そのようなときは、汁物や消化に良いものを中心にしましょう。

塾から帰ってからの食事をするか、しないか、お子さんによってさまざまだと思います。
お子さんと話し合って、塾弁だけにするのか、帰宅してからもごはんを食べたいのか、ルーティンを決めておきましょう。

帰宅してからも食事をする場合は、塾弁は軽めのメニューにするなどの工夫が必要ですね。

塾弁もしっかり食べ、さらに帰宅してからも普段の食事と同量を食べては、さすがに身体にもよくありませんから、親子で話して配分を決めましょう。

お母さんもたまには息抜きを

お子さんの体調を考えて、一生懸命にお弁当を作ってあげたいという気持ちはもちろんわかるのですが、お母さんもたまには息抜きも必要です。

コンビニのおにぎりやお惣菜、中にはファーストフードを持参したり買いに行くお子さんも少なくありません。

さすがに毎回ファーストフードは考えものですが、時折誰かが持ってくるファーストフードを、周りの子ども達が羨ましがる姿も、塾ではよく見かけられるものです。

お母さんは家事や仕事に大忙しです。
息抜きをしっかり取り入れて、塾弁とうまく向き合っていきましょう。
頑張りすぎはよくありません。
便利なものは有効に活用したいですね。

もちろん手作りの方が栄養価も高いですが、「必ず毎回手づくりでなければならない」という固定概念は無くしましょう。

塾でのお弁当の時間は、お子さんの気分転換にもなります。
メニューは「好きなものは飽きるまで入れ続ける」というお母さんが多く、事実子どもたちもそれを好むようです。

腐りにくくするためのポイント

朝のうちに塾弁を作られるご家庭もあるでしょう。
季節によっては腐りやすく、菌の繁殖も気になりますね。

腐りにくくするポイントは、まず水分です。
温かいままお弁当箱に入れて蓋をしてしまうと、水蒸気が水滴になり、菌が増える原因になります。
ごはんもおかずも、ある程度冷ましてからお弁当箱にいれるのがオススメです。
生野菜をいれるときも、しっかり水分を取りましょう。

また、おかずは調理が高温であるほど食中毒などの可能性が低くなります。
O157は70度で1分以上の加熱、ノロウイルスは85度から90度で90秒以上の加熱で防ぐことができます。
充分に加熱調理したいですね。

また殺菌、防腐効果によりまわりの食物を腐りにくくする食材もあります。

  • 梅干し
  • 生姜
  • お酢

などです。

うまく活用したいですね。

塾弁のご相談は毎年たくさんいただきます。
塾の勉強の息抜き、お子さんたちの楽しみでもある「塾弁」。
うまく付き合い、お母さんの負担もできるだけおさえたいですね。

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