夏休みの過ごし方に関するアンケート
今回のかしこい塾の使い方アンケートでは、中学受験を目指すお子さんをお持ちの親御さんに「夏休みの過ごし方」について調査しました。
<調査概要>
調査期間 |
2022年7月5日(火)~12日(火) |
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調査方法 |
インターネット調査 |
回答者数 |
かしこい塾の使い方メルマガ会員 108名 |
夏休み中の学習時間は何時間を目標にしていますか?
【解説】
「4時間以上」が1番多く、50%という結果となりました。続いて多かった回答は「3時間」の27%、「4時間」10%、「2時間」が9%、「1時間」が4%という結果となりました。気になるのが「4時間以上」と答えている方が5割を超えていることです。
小6の夏期講習は昼から夜まで長時間にわたるものです。塾によっては午前から実施する場合もあります。
その状況で家庭学習を4時間以上確保することが本当に可能なのかどうか、冷静に検討しておく必要があると思われます。
集中力が落ちた状態で、定着度の低い学習を長時間続けてしまうことのないよう、学習の組み立てを上手に行っていきたいですね。
またおすすめなのが、「家庭内ミニ授業」です。
これは夏期講習だけでなく、普段の塾がある日に、特に4年生のうちからぜひ実践してほしい方法です。
塾から帰宅した日、10〜20分でかまいませんので、塾の授業で習ったことを家庭内で「ミニ授業」する習慣をつけてください。これは、大人が生徒役、子どもが先生役になり、その日に習ったことを説明するものです。
「今日はどんなことを習ったのか、お母さんにも教えて」そう声をかけ、子どもが問題文を読んだりノートを見返しながら、授業内容を説明してもらいましょう。
子どもがうまく説明できなくても最後まで口を挟まないようにするのがポイントです。最後に「ちゃんと説明できて、すごいね」「今日もしっかり先生の話を聞いていたんだね」などと子どもをねぎらい、認めてあげるといいでしょう。
授業で先生からどんな解説を聞き、その時にどう感じたかなどを振り返ることによって、記憶を定着させる効果があります。
(主任相談員 小川大介・辻義夫)
自由研究の内容選びに困ったことがありますか?
【解説】
「ある」が64%、「ない」が31%、「まだわからない」が5%という回答でした。
自由研究の目的として「思考の枠組み」を勉強することではないかと思います。なにか疑問があるとき、そのことについてうまく考えを進めていきたいとしましょう。
そんなとき、ためして(実験して)みることやその結果についてあれこれ考えることが必要になりますが、その一式を「自由研究」という形で経験してみなさい、そんな意図があるのではないかと思うのです。
忙しい受験生のご家庭は「受験に役立つもの」というくくりで考えてもいいと思います。
入試問題に出てくる理科の実験は、実は家庭でできるものも多いので、チャレンジしてみるのもおすすめです。
(主任相談員 辻 義夫)
読書感想文を書く場合、困りそうなこと、不安なことがあればお答えください。 (複数回答)
【解説】
「感想文の書き方が分からない」が45%、「読むのに時間がかかる」が17%、「読書したがらない」が14%、「その他(具体的に)」が14%と「特にない」が10%という結果になりました。
その他の回答には以下のようなものがありました。
- ■選書と言って読書に勤しみそうです
- ■1人ではやりたがらないが、一緒に取り組める時間が少ないので、方針だけ決めたら時々様子を見る程度に留め、他のことに一緒の時間を使いたい。
- ■短い文章で終わってしまうでこと
- ■親が添削するときが、一番大変です。
- ■自分の言いたいことを上手く表現したりまとめたりできない。
- ■読書感想文が嫌い。
- ■読書は大好きだが、感想文の指定の図書に本人が魅力を感じない
- ■どのような展開で作文を書こうか、作文の構想を考えるまでに時間がかかる。
- ■ボキャブラリーが少ない
- ■文章を書くのが苦手
- ■1-4年まで構成づくりなど一緒にやっていたので、いつまでも手が離れない。
- ■女の子が好きなライトノベルのような本ばかり選ぶ
- ■自分の意見を深める文章力がなく、書籍の文章の印象に残った部分をだらだらと書いてしまいがちになること。
- ■本の選定
- ■書きたがらない
読書感想文は本の紹介ではなく、実は「自己紹介」なのです。というのも、本との出会いをきっかけとして、自分の体験や考えを表現することが、読書感想文の重要なポイントです。
まずはなぜこの本と出会ったのかや、本の内容について何についての本なのか、
本を読んだあとの変化はどうか?読み終わって意外に思ったことは何かなどお母さんやお父さんが、声かけをすることによって読書感想文の「材料」を集めることから始めてください。
次に上記に対する子どもの答えの中で、「ここはふくらませられそうだ」という部分に絞って質問します。おもに、自分の体験との共通点や相違点、自分の変化や新しい発見についてふくらませるといいのです。
そして、材料を選んで並べます。
このときのポイントは、まず読書感想文の冒頭で「つかみ」をうまくつくることです。本の中で印象に残ったシーンや会話、その場面に出会ったときの自分の驚きや強い疑問などについて書くのです。
そのあとに本との出会いと内容の紹介をして、さらに印象に残った場面について詳しく書きます。そして自分の過去の体験や未来に向けての考えを書き、
最後に本との出会いの感謝などで締めます。
これだけでも質の高い感想文になるはずです。ぜひ子どもに上記の声かけをして、いい箇所をふくらませ、その順番を入れ替えてみてください。完成度の高い読書感想文になるだけでなく、記述問題対策にもなります。
(主任相談員 小川大介)
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受験成功のヒントが見つかるかもしれません。ぜひ参考にご覧くださいね。
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