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中学受験 計算問題がとれないとどうなる?

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

「計算ミスが多くて・・・」
「暗算ばかりやって筆算しないので困っています。。。」
「計算の工夫をせずに間違っているんです」

そんな声を多く聞く、算数の計算問題。
今でも、入試問題の第一問は計算問題、という学校はたくさんあります。
全国屈指の難関校、灘中学校も算数1日目の第1問は計算問題です。

ここでは、そんな計算問題についてお話ししたいと思います。

計算の正答率が低いと

中学入試の算数には、解き方や考え方が難しい難問、そして「ひらめき」がないと解き方の糸口がわからない問題もありますが、算数のほぼすべての問題に共通するのは「計算して答えを出す」ということです。

解き方がわかっても、正しい解法を知っていても、計算で間違うと(部分点がもらえる学校もありますが)、大問丸々1問が不正解、ということはよくあることです。
そして、標準的な算数の入試問題で、計算1回だけで答えが出るという問題は、あまりありません。

多くの算数の入試問題では、正解を出すまでに数回から数十回、計算をしなければなりません。
その計算の正解率(正確性)が落ちると途中計算で間違う可能性が高くなり、なかなか正解に近づいていけません。

単なる計算テストで10問中9問正解なら90点ですが、大問1問を解くのに必要な10個の計算のうち1個間違うと、大問まるまる1問不正解になる可能性があります。

計算ミスの原因を探る

ひとことで計算ミスと言っても、その原因はさまざまです。
基本的な計算、たとえば繰り上がりや繰り下がりに弱点があるとか、九九の特定の段にあやふやな部分があるとか、実際にお子さんが計算した後を追ってみないとなんともいえません。

しかし大切なのは、計算問題での間違いを「計算ミス」と済ますのではなく、不注意やうっかりとは別の原因があるかもしれないと」考えてみることです。

もちろん、高学年になったお子さんに「繰り上がりの練習をしよう」と低学年用のドリルを持ってきても、お子さんは乗ってはきません。高学年なりのプライドがあるからです。

ではどうするか。
たとえば、学年を意識させない(表記されていない)テキストを探す、低学年用のドリルの必要なページをコピーして何年生用かわからないようにする、など方法はあります。

計算の「知識」をつける

計算力に問題があるわけでもなくうっかりミスでもないが、知識が無いために計算問題で失点する、ということもあります。
たとえば、計算の工夫。

48 × 25

なんてことない計算です。
筆算するにしても、そう時間も手間もかからないでしょう。
でも、瞬時に正確に暗算する方法もあるんです。

48 = 12 × 4

ですから、

12 × 4 × 25

とすれば、

12 × 100 = 1200

と計算できます。

こういったことは、知識です。
誰かに教えてもらわないと、お子さんが自力で思いつくのは難しいものです。

こういった知識を、問題集や参考書からつけていくのも大切なことですね。

いい参考書、問題集を探してみるのもおすすめです。

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