四谷大塚の理科 テキストとテストで上手に成績アップ
今回の動画では、 四谷大塚のテキストである「 予習シリーズ 理科」の特徴と使い方、カリキュラムについて説明しています。
四谷大塚は大手塾の中では唯一の「予習型」の塾であり、子どもたちがあらかじめ予習をして授業に臨むことが前提となっています。
四谷大塚「予習シリーズ」の特徴
予習シリーズは、子どもたちに予習をさせることが前提となっているため、全体的に子どもにも見やすくわかりやすい作りになっています。
例えば理科のテキストはカラー写真が豊富で、途中に登場するイラストなどのカラーで描かれています。
語句や言葉だけでなく、文章で解説されていて、きちんと読み込めばその単元のことが理解できるということを目的に作成されています。
塾のテキストの中では子どもにもわかりやすく作られているのですが、 市販のテキストなどと比べると、子どもが読むだけでは最重要点がどこなのかは、少し分かりづらい作りになっています
このことは各塾のテキストに共通して言えることですが、先生が解説をするということが前提になっています(「予習ナビ」という動画による予習支援サービスもあります)から、テキストだけではどうしてもポイントを絞りこみづらい構成になっているのです。
動画では、水溶液の中和計算を例にあげ「最も大切なこと」を説明していますが、予習シリーズを読んだだけでは(もちろん書かれてはいるのですが)「ここが最大のポイント」ということを子ども自身が見抜くのが困難なのです。
そこで動画では、予習シリーズと市販の参考書の併用について説明しています。
ぜひ参考にしてみてください。
予習シリーズのカリキュラム構成
四谷大塚のカリキュラムは改定のたびに「難しくなった」と言われますが、それはおもに算数を中心とした評価です。
理科に関しては、実はそれほど大きく変わっていません。
4年生の理科では総論、概論にあたる学習単元も多く、例えば夏には「夏の生物」冬になると「冬の生物」 といった生物全般の学習単元などもあります。
5年生になると「植物の成長」「電流と抵抗」といった各論の学習が本格的になり、6年生の第2回までで、受験に必要な学習をほぼ全て網羅します。
6年生の「予習シリーズ6年以上」の第3回からは総復習が始まり、夏休みの夏期講習を挟んで9月からは、入試問題レベルの総合演習といった内容になっています。
6年生の前半から総復習が始まるということは、それまでにある程度知識の体系を完成させておく必要があります。
動画ではそんな予習シリーズのカリキュラムの注意点を解説しています。
四谷大塚の教育システムの肝は「週テスト」
「予習シリーズ」 を使って学習を進める四谷大塚の教育システムの最大の特徴は、毎週行われる「週例テスト」です。
その週の単元の復習テストになりますが、このテストで週のカリキュラムの定着度合いを図りながら、学習を進めていくことになります。
もちろんテキストで習ったことが出題されるわけですが、テストの内容は実践的なもので、特に上位コース(成績順にテストコースはS・C・B・Aとなります) のテストでは入試問題に近いレベルのものも出題されます。
それぞれのコースのテストの平均点は50点台から70点ぐらいとなりますが、もちろんコースによってテストの難易度が違うため、テストのコースが上がると急に問題が難しくなります。
志望校から考えて、今のコースよりも上の問題を受けるようになりたい、と考えているなら、今のコースで良い成績を取り、 テストコースをアップさせていかなければなりません。
週テスト対策の勉強の題材として、「週テスト問題集」がありますから、これを活用してテストに備えることが必要です。
テストコースを上げたいと考えているお子さんは、「週テスト問題」上のコースのテストに挑戦してみるなど工夫をすると良いでしょう。
動画では、テスト直しの方法や視点などについても解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。