中学受験 塾のテキスト・プリントとの付き合い方
中学受験を検討する場合、進学塾にお子さんを通わせることは「必須」となります。
進学塾には中学校ごとの傾向に合わせた問題など、情報やノウハウがたくさんあるからです。
しかし、難関校を目指すお子さん、ご家庭は、塾のサポートがあっても、それぞれのレベルによって、足りなく、不安に感じることもあるでしょう。
“大手進学塾に通っているから安心”ではないのです。
しっかり塾を使いこなして、お子さんが伸びやすい環境を作ってあげたいですものですね。
今回は「中学受験 塾のテキストとの付き合い方」についてお話しします。
テキストの量と向き合う
大手進学塾では、小学6年生の1年間だけでも積み上げれば高さ1メートル60センチを超えるテキストやプリントが配布されるといいます。
その量をこなしていかなければならないのが、今の中学受験です。
完璧にこなせるお子さんはほんの少し。
まずは、量に圧倒されてはいけないと意識しましょう。
とはいえ、
「よし!全部完璧にがんばるぞ!」という気持ちを持つということではありません。
「全てこなすことが必要なのでははない」ということをまず知ってほしいのです。
入試問題は、満点を狙う必要はありません。
どの中学校も合格点は7割程度。”志望校合格”を目指して、塾でのテキストに取り組みましょう。
整理は親御さんが中心に
プリントの整理は、結果的に親御さんががんばることになることが多いようです。
お子さんには学習に集中してもらいましょう。
目的のプリントやテキストが見つけられるように、出来るだけわかりやすく整理できていると、復習の時も便利です。
- 教科ごとにプリントをわけてファイルやラックを作る
- 見出しシールを貼る
- 配布された日ごとにファイルにいれて保存する
- ワンタッチで綴じやすく取り出しやすいパイプファイルを使う
- PDFにデータ化して保存する
- プリントは透明ボックスに教科関係なくドバドバ入れている
ご家庭によってその方法は様々です。
クリアファイルが見つけやすく人気です。
きっちりやり過ぎると、お母さんへの負担が大きくなりすぎるので、2から3ヶ月区切りで”6年生の4月から6月まで”という風に区切り、テキストやプリントを古い順にまとめておくくらいで良いかと思います。
あとは段ボールに各期間ごとにつめておきます。
保管期間はどのくらい?
保管期間についてのご相談もとても多くいただきます。
大量のテキストやプリントは場所を取りますね。
“使わないものは処分したい”のがお母さんの本音だと思いますが、プリントは『全部取っておく』というご家庭が多いようです。
塾での授業はとても早いため、必ずといっていいほど「積み残し」が出ます。
その復習が必要になるのです。
そのため、過去のテキストやプリントに遡りたいという機会が多いのです。
受験間際には、大量に積み上げられたテキストやプリントの山を見て、「こんなに頑張ってきたんだ!」と自信を深める材料にもになりますね。
テキストやプリントの取捨選択はお子さんだけでは難しく、親御さんの判断、またはどなたか(おもには塾の先生でしょうか)への依頼など、親御さんの役割が重要になります。
テキストやプリントとうまく付き合っていければ、お子さんも安心して学習に集中できそうですね。