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中学受験に関する書籍、どう選ぶ?

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

中学受験を意識した時に気になるのが、確かな情報をどうやって手に入れるかということです。
闇雲に書籍を買いあさっても、読書の時間は限られていますし、内容を見極める目も必要になります。
今回は、効率的に有益な情報が手に入る書籍の選び方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

わかりやすく情報量が多い雑誌・ムック系

中学受験に関する書籍は多数ありますが、まずお薦めするのは雑誌類です。
質の高い雑誌は、徹底した取材に基づいた情報を多数掲載しているので、中学受験全体のイメージを持ちやすくする役割を果たします。

中学受験を考える保護者を対象とした雑誌の代表は「プレジデントFamily」と「AERA with Kids」です。どちらも年4回の発行で、3・6・9・12月の5日に発行しています。
中学受験に関する情報はもちろんのこと、普段の学習についての特集記事も参考になります。

雑誌と並んで目を通しておきたいものに、ムック本があります。
教育関連のムック本は、雑誌の特別版や別冊としての性格を持つ書籍が多く、テーマに合わせて大特集が組まれるのが特徴です。
特に、毎年5月に発売される「プレジデントFamily 中学受験大百科」というムック本は完全保存版と銘打ち、合格者やその家族のインタビュー、家庭や塾の裏話、学校選びから成績の上げ方まで、気になる情報を一冊に収録しています。

中学受験について興味はあっても、ほとんど知識がなく不安という方におすすめなのは「中学受験を考えたらまず読む本」です。
日本経済新聞出版社が発行するムック本で、毎年6月に発売されています。私立と国立の違いや偏差値、塾に通わせるタイミングや費用面の解説などの情報が網羅されていますので、中学受験に関する基本的な知識が身につきます。

まずは直近の発売日に合わせて、1冊購入してみてはいかがでしょうか。

学校の全体像を把握するなら

中学受験について、基本的な全体イメージができた後は、各学校の詳細情報を得る必要があります。
その際に便利なのが「首都圏中学受験案内」といった類の書籍です。書店の中学受験コーナーで平積みされている分厚い本を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
数種類ありますが、それぞれの掲載情報に大きな差はありませんので、ご自身が見やすいと思うものを選んで1冊用意しておくと安心です。

このタイプの書籍には、各学校別に校風、入学後の授業や部活動の種類、入試日程など詳細な情報が記載されています。学校までのアクセスも載っていますので、通学をイメージするのにも役立つでしょう。
首都圏は学校数が多いので、気になる学校があったら付箋を貼るなどして検索しやすくしておくと使いやすくなります。

情報量に圧倒されてしまいそうな厚さがありますが、最新の受験動向に関する情報が掲載されていることも多く、学校情報以外の部分も一読の価値があります。
学習塾などで受験した模試の成績票を参照しながら、偏差値ランキングをチェックすることもできますので、何度も読み返す1冊になることが多いのが、この本の特徴です。

専門家の意見で中学受験の「勘所」を押さえる

中学受験に向けて勉強に取り組んでいくと、思うように成績が上がらない、行きたい学校が決まらないといった、より具体的な問題に直面することがあるかもしれません。
そんな時に役立ちそうな書籍は、どのように選んだら良いでしょうか。

書店や通販サイトで、問題を解決してくれそうな書籍を選ぶ際は、著者情報を確認することが大切です。中学受験の指導歴が長く、様々な経験をしてきた専門家であれば、障害を乗り越えるコツや押えておくべき勘所を熟知しています。

例えば、難関中学に2500人以上を合格させた実績を持つ、当サイトの主任相談員である西村則康先生の『中学受験は親が9割』には、中学受験に関するリアルな話が満載です。
受験データからだけでは読み取れない情報は、戦略を練る上で大きな武器となるでしょう。

前述した雑誌やムック本、中学案内系の書籍で基本情報や全体像をつかんだ後は、実績のある専門家の書籍を選んで参考にすることで、受験を有利に進められるということです。

中学受験に関する書籍は、お子さんの学年や学力の状況によって最適なものを選ぶことが大切です。
また、本の内容よりも具体的で、お子さんにピッタリ合った情報を得る必要が出た場合には、学習塾の先生のようなプロの意見を参考にすることも、解決策のひとつでしょう。

不確かな情報に翻弄されず、冷静に中学受験と向き合って、無事乗り切ってください。

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