中学受験 当日に気をつけるべきことは?親の役割は?
いよいよ受験期、入試当日が近づいてきました。
さて、中学受験の当日にはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
今回は、そんな中学受験の当日に気をつけるべきことについて考えてみます。
当日は早起きを
中学受験の当日は、少なくとも試験開始の3時間以上前にはお子さんを起こすようにしましょう。
やはり頭は、起きてすぐにはフル回転できません。
少なくとも2時間〜3時間、ウオームアップの時間が必要なのです。
だから前日も夜更かししないよう、早めにベッドに向かうようお子さんにアドバイスをしてあげてくださいね。
当日9時から試験が始まるとして、その3時間前、6時くらいに起床ということになります。
その時間にふだん全く起きたことがなければ、それはそれで心配です。
試験数日前から「入試当日モード」の起床時間を経験させてあげましょう。
持ち物は万全に
試験に必要なもの。
最低限、考えられるものを列挙すると、以下のようなものでしょうか。
- 受験票
- 筆記用具
- 上履き(必要な学校のみ)
- 腕時計
- 交通費
- 昼食・昼食代
- 飲み物
・・・しかし、万全を考えるとこれだけではありません。
たとえば、筆記用具といっても、入試では鉛筆が基本で、普段使い慣れているシャープペンシルは不可の学校もあります。
また筆箱を机の上に出すことが不可の学校も多いです。
これに対応して当日実力を発揮するには、複数の鉛筆を用意し、それを輪ゴムでとめて机の上に置いておくという準備が必要です。
ふだんの塾の模試とは違った準備が必要ということですね。
試験にばかり意識がいきがちですが、緊張からお腹が痛くなったときのための下痢止め、交通機関で乗り物酔いになってしまったときのための酔い止め、寒さをしのぐカイロや風邪予防のマスク、脱ぎ着しやすい服装など、考え始めると準備したいことはたくさんありますね。
当日、試験を目の前にしたときの心構えも
持ち物などだけでなく、試験に臨むにあたっての心構えも、親御さんからしっかり伝えてあげてください。
まず、試験問題が配られたら、注意事項をしっかり読みましょう。
担当の先生から説明がある場合は、もちろんしっかり聞いてください。
問題用紙には、試験時間などが書かれていると思いますが、なかでも重要なのは問題を解く上で直接関わってくる、漢字指定や円周率の指定など。
学校によって違いますが、冊子状の入試問題の場合は表紙に諸注意が記されている事が多いですね。
試験開始までにしっかり目を通すよう、アドバイスしてあげてください。
入試で大切なのは、自分にできる問題を残さず正確に解くということです。
満点はとらなくていいのです。
だから、わからない問題やできない問題があっても、もちろんいいのです。
でも、最終的には空白の解答欄は無いように答案用紙を仕上げましょう。
つまり、わからなかった問題の解答欄にも何かしらの答えを書いておくということです。
途中まで考えた自信のない答えでもいいんです。
何も書いていない解答欄は、得点になる可能性がゼロです。
でも、何かしら書かれている解答欄は、得点になる可能性があるからです。
休み時間に前の試験の「答え合わせ」が厳禁ということは、お通いの塾の先生からも口を酸っぱくして言われていると思います。
自分が正しい答えを書いていたとしても、まわりの友達と違う答えだったら不安でいたたまれなくなってしまいます。
そんな理由で他の科目の試験にも悪影響が出ないよう、答え合わせはしない。
1科目が終わったら、すぐ切り替えて次の科目の準備。
ぜひお子さんに伝えてあげてくださいね。
入試シーズン、緊張の毎日ですが、親御さんのちょっとしたひとことでお子さんは落ち着いて受験に臨めるものです。
お子さんが中学受験で成功されることをお祈りしています。